『本当にあった怖い話…精神的に殺されていく恐怖。』
1953年に実際に起きた「キャメロン・フッカー事件」が元ネタ。
ヒッチハイクをして変態夫婦に捕まってしまった少女。
棺桶の中に入れられ、暴力を受けながら洗脳され…
奴隷として2640日も監禁生活を強いられたという嘘のような本当の話。
一番ゾッとするとのは、洗脳状態のまま被害者を親の元に連れていき恋人として会いにいくという…
被害者のコリーンは、ありえないことを信じてしまうくらい生きるためにはそうせざる負えなかったのかと思うと本当に心が苦しくなる。
映画としてはあまりにも淡々としすぎていて面白味はあまりない。
だけど、実話が元ネタなので背筋がスッと涼しくなりますね…
この加害者夫婦の関係性が既に狂っている。
むしろ、この妻もキャメロン・フッカーの被害者だと言える。
普通の感情が奪われるくらいこの男の暴力と洗脳は凄まじかったんだろう。
こんな人間が本当にいるのか?
と、思うくらい残酷。
ハッキリ言ってただ殺される方がマシ。
毎日、心を殺されていく方が肉体的殺人よりも凶悪だ。
例え、この事件が終わっても被害者の心の傷は永遠に癒えないだろう。
解放されただけでも幸せかもしれないと思ってしまうくらい、凶悪な事件だったということはよくわかった。
めっちゃ胸糞が悪くなる内容なのでおすすめはしませんが…
こういう人間が存在するということを知ることは、安全に生きていく上で必要な警戒心を持てるのかもしれません。
ちぶ〜的ヒッチハイク度5
なぜ、アメリカって気軽にヒッチハイクするんだろう。日本みたいに狭くないから誘拐されても気づいてもらえない可能性って大きい気がしますよね。
本日紹介した映画は…
ガール・イン・ザ・ボックス(2016)
Girl in the Box
監督 Stephen Kemp
あらすじは…
ヒッチハイクを楽しむ20歳のコリーンは、声をかけてくれたキャメロンとジャニス夫妻の車に同乗することに。最初は会話を楽しんでいたが、突如キャメロンの態度が豹変。コリーンは抗うも拉致され、狭い箱に閉じ込められて、洗脳されてしまう。
(U-NEXTより引用)