『かかぁ殿下の成れの果て。』
黒沢清監督作品「降霊」の元ネタと言われるカルト映画。
実はホラーというよりサスペンス要素が大きい。
最初は、ホラーじゃないことにがっかりしたがそれを超えるくらいの面白さが押し寄せる。
女霊媒師とその夫が起こしてしまう誘拐事件。
夫婦の悲しき過去がゆがませる真実。
雨の日にこれを観ていたら泣いていたと思います(笑)
そもそもこの誘拐を考えた妻である女霊媒師がすげぇ。
犯罪に詳しすぎる(笑)
そして、旦那が完全に妻の言いなりなのがすげぇ。
その素直さが罪よ...
でも、そうさせてしまったのは二人の悲しき過去。
それが後半になっていくと明るみになっていく。
巧みなストーリー展開に私は舌をグルグル巻きに(笑)
何が凄いって真実に気づいた瞬間に共感してしまうんですよ。
静かに静かに切なくなって...
最後には雨の音を感じる...
とにかく、まだ未見の方は必見ですよ!
そして、また「降霊」が見たくなるというループですけどね(笑)
ちぶ~的旦那度3
こういう旦那は便利かもしれないが、優しいだけじゃいかんな(笑)
本日紹介した映画は...
雨の午後の降霊祭 (1964)
SEANCE ON A WET AFTERNOON
- 監督 ブライアン・フォーブス
- 解説...
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ミステリー映画の隠れた傑作!心霊術師の夫婦が綿密な計画を基に少女誘拐を実行するというサスペンス映画。リチャード・アッテンボロー、キム・スタンリー、マーク・エデン、ジュディス・ドナーほか出演。
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(Amazonより引用)