『笑顔なし、眉毛なしの母親が怖い。』
独特な世界観。
美しく、奇妙な映像に酔う。
毎日、似たような気持ち悪い食事を与えられ、無機質な部屋で過ごす親子。
静かだが、言葉のない脅迫に常に追わられているような緊張感。
見ている側は、ずっと気味が悪く意味の分からない感覚に陥る。
だが、ストーリーは繊細過ぎて伝わりにくい。
グロテスクな映像は私好みだったが、刺激が足りな過ぎたように思う。
悪夢的でミステリアスな映像が好みの人は、きっとハマれるだろう。
結局何だったのかと問い詰めたくなる人には向いていない。
きっと、この世界に入れることができるだけでいいのだと思う。
私は、とにかくあの食事と母親が怖かった。
ニコリともしない眉毛のない母親と二人きりで生きていくのはつらい。
人生は、もっと楽しいはずではないのか。
食事は、もっとおいしいはずじゃないのか。
と、切なくなってしまった....
そろそろ、こういうおしゃれな映画にハマれるくらいの芸術性欲しくてたまらなくなりました。
ちぶ~的エロ?度2
セクシーらしきシーンがあったのだけど、気持ち悪い色合いなのでエロは期待してはなりませんね。
本日紹介した映画は...
エヴォリューション (2015)
EVOLUTION
- 監督 ルシール・アザリロヴィック
- あらすじは...
- 住民は少年と女性だけの島で、10歳のニコラ(マックス・ブレバン)は、母親と2人で生活している。全ての少年が不可思議な医療を施されていることなど、島での日常に違和感を覚えるようになった彼は夜中に家を出て行く母親の後をつける。海辺に向かった母親が、ほかの女性たちと始めたある行為を目にするニコラ。それを機に、彼は思いも寄らなかったおぞましい事態にのみ込まれ……。
- (Yahoo!映画より引用)