映画館でホットドッグを食べるときってありますよね?
私は、大抵始まる前に食べちゃうんですが。
この前、時間がなくて上映中に食べてたんです。
そしたら、マスタードをこぼしちゃって大変なことに。
暗いし、見えないし、映画見なきゃないし....
プチパニック。
やっぱり、食べ物って明るいところで食べるものですね。
「ババドック ~暗闇の魔物~ 」は、明るくてもやってくるから厄介です。
家に見知らぬ本。
母子家庭に届いた悪魔からの贈り物。
絵本を開いたらもう逃げられない。
バ、バ、バ~と、という声を聞いたら人生最後。
その魔物は、あなたの隣にもいるかもしれません。
ババドックっていう名前からして完全につまらないと決めつけていた。
別に魔物はどこかアニメキャラっぽいので怖くはないし。
ちょっと変わった趣向なだけかと見くびっていた。
なんですか、コレ。
魔物とかは関係ねぇ。
もう、くたびれた母親のしわが怖い。
情緒不安定で暴れる息子の絶叫が不気味で身震い。
育児ノイローゼになってしまう人って、こういう環境に追い込まれるから精神を壊すのかもしれないと思ったり...
母親の孤独がさらに我々を不穏にする。
どんどん疲れていく母親とKYな息子。
そこにババドックがやってくるのだ。
中盤からの加速。
思いもよらない結末。
本当の怖さとは何か。
すぐ触れそうなところにある恐怖が、そこにも落ちている。
こりゃぁ、拾い物。
ただ、酷評している人も多数。
だから期待しないで見てほしい。
でも、私は女性には響くホラーではないかと思うんです。
ちぶ~的魔物度4
ババドックさんのメイクが...ジョニー・デップの失敗キャラみたいだからハマれない人もいたのかもしれない。造形って大事ってことよね。