『勝負師の血が騒ぐ!』
アメリカって、スケールが違うなと驚愕した実話映画。
元アスリートがポーカールームの経営者として成功する。
すべてを手にしていたとも言える彼女の栄光と没落...
ジェスシカ・チャスティンの強い女シリーズ!
やっぱり、好きだ。
オリンピックに行けたかもしれないくらいの実力があっても、オリンピックに行かなければ誰も覚えていない。
悲しいけれど、それが事実。
勝負の世界は厳しい。
ケガでアスリートの道を失っても、勝負の世界に足を踏みいれる。
それって、アスリート人生を失った悔しさから手放せなかった執着なのかもしれない。
そう思うと、スポーツの世界って怖すぎないだろうか...
続けるのもやめるのも地獄。
栄光を手に入れられる人はほんの一握りなのに...
彼女は、きっとスポーツの世界で得られなかった栄光が欲しかったのだ。
お金より、自分が一番!という自己満足が必要だったのだ。
だからこそ、最後の父親との会話のシーンは泣ける。
彼女が求めていた本当の〝一番〝があそこにあったと思う。
父親役のケビン・コスナーがまたいい。
人間臭く、分かりにくい温かさ。
どの家の父親も不器用ってことだろうか。
ド派手な実話が軸になっているストーリー展開も面白いが、彼女自身の人間ドラマの方が私はグッときた。
人はお金や名誉を失っても、必ず得るものもあるという救いがいい。
いや、元々あったけれど欲望に目がくらんでいる内は気づけないだけなのかもしれない。
追伸
そもそも…ポーカーが全然分からないので、なぜこんなに皆ハマるんだろ?
と、それだけは最後まで理解できませんでしたよね〜(笑)
ちぶ~的ハリウッド度5
あのレオ様も通っていたというのだからハンパねぇ!レオ様目当てでお金を使っちゃった人もいたでしょうな~。
本日紹介した映画は...
モリーズ・ゲーム (2017)
MOLLY’S GAME