『オウム真理教は、これに比べたらショボい。』
なぜ、こんなオッサンを皆が崇めてしまったのか...
客観的に見たら、バカじゃないのって思ってしまうけど。
当事者にとっては絶対的な存在。
彼なしでは生きていけないと思ってしまうくらい、心を操られていたのかと思うと気持ち悪い。
そうさせたのは、人間誰もが持っている孤独や不安なんでしょうけどね...
全体的に淡々としていて、どこかドキュメンタリーチック。
だから、誰にも感情移入することはできない。
ただ、起きた事件を見せられる感じ。
教祖役を演じたスチュアート・ホイットマンは、あまりにも自然な演技なので余計にリアル。
完全に頭がおかしいんだけど、それを正当化していて正常に見える。
集団自殺のシーンは、特別怖いというわけではないが異様で不気味。
最後まで府に落ちない事件だからこそ、異常なんだと思う。
日本にはオウム真理教があったから、日本人としてはなんだか他人ごととは思えないところもあって終始複雑な気分になってしまうのでした。
ちぶ~的教祖度4
オウム真理教の教祖の方が気持ち悪くて不自然。こちらの教祖はナチュラルだからこそ余計に怖い気がする。
本日紹介した映画は...
GUYANA-CRIME OF THE CENTURY/GUYANA: CULT OF THE DAMNED
- 監督 ルネ・カルドナ・Jr
- 解説...
1978年、アメリカの新興宗教団体<人民寺院>の教徒が南米の小国ガイアナに移住し、同年11月28日に914人が集団自殺した事件を描いた作品。教祖役にS・ホイットマンが扮するほか、J・コットンが教団の弁護士役で出演している。
(Yahoo!映画より引用)