政治映画というのはどうも苦手だ。
そもそも政治に興味もないし、知識もない。
だから、政治映画も映画館で鑑賞するには勇気がいる。
それなのに...
お昼にお腹いっぱい食べてから見てしまったものだから、前半は眠気との闘いでしたよね...
とても恥ずかしいことなのだが、あまりウィストン・チャーチルがどういう人物かということを知らなかった。
ヒトラーから世界を救ったと副題にもあるのだから、すごい人だったことは分かるんですが...
劇中には戦争のシーンもヒトラーもほぼ出てこない。
ゲイリー・オールドマン演じるウィストン・チャーチルの政治的な戦いのシーンだけ。
だからこちらもなんだかリアリティがないというかなんというか...
本当に戦争起きてんの？って思えてくる。
でも、それは当時のチャーチルもそうだったということなんだと思う。
自分の言葉が机上の空論にならないように、現実をきちんと現実と結びつけるためにあの電車のシーンがあったのではないだろうか。
実際、自分の発した言葉で戦争が起きたり戦争が終わったりする。
そこにいるわけじゃないのに、現実では言葉以上の出来事が起きている。
それってとても怖いことじゃないだろうか。
だからこそ、チャーチルはいつもプレッシャーで余裕がない。
そりゃ、誰かに当たり散らしたくもなる。
自分の信念と貫く...
言葉にすると簡単なようだが、誰にでもできる決断ではなかったはずだ。
そんなチャーチルを見事に演じきったゲイリー・オールドマン。
全く、本人の面影がない。
あの顔は本当に特殊メイクか？
画面を凝視しても全く分からなかった。
辻一弘さんが、本物のプロだということだけはよくわかった。
二人のコラボ。
二人しかできない偉業がここにある。
正直、それ以外は退屈してしまったんですが(笑)
傑作と思わせるパワーが素晴らしかったです！
ちぶ～的怒りんぼ度5
常に怒っている！でも、妻の前では普通の男っていうところはなんだか可愛らしかったです。
本日紹介した映画は...
ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男 (2017)
DARKEST HOUR
- 監督 ジョー・ライト
- あらすじは...
- 第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチル（ゲイリー・オールドマン）がヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ……。
- (Yahoo!映画より引用)
