私にとっての素晴らしい日というのは...
肌の調子がいい。
着たい服を着れる。
上手にできたネイル。
出かける先は、映画館かおいしい料理が食べれるお店。
なのですが...
この「ファンタスティック・プラネット」のファンタスティックは、私の想像を超えて...ぶっ飛んでおりました。
この宇宙人?顔には見覚えがありまして。
ずっと気になっておりましたが。
アニメーション映画だったんですね?
あ、フランス語なんですか?
と、色々と初っ端からびっくりしまして。
何よりも、この内容!!
画も十分怖いですが、ストーリーがおっかなすぎますわ~。(おっかない=秋田弁で怖いという意味)
この完成度で、まさかの1973年作品。
動きは確かにいびつ。
だけど、それが内容とマッチしていて余計に怖いっす。
冒頭から社会問題を風刺していることにすぐ気づく。
あらゆる差別について。
ペット問題。
今も世界では起きている戦争。
環境破壊...等々。
不気味な雰囲気がずっと漂っているのは、きっと見ている側にどこか罪悪感を感じさせるからかもしれない。
アダムとイブのように、知識は人間を進化させる。
ある意味、知識は禁断の果実だ。
最初からそれがなければ、争いごとも苦悩も生まれない。
それでも人間は果実を食らう。
結局....
人間は、欲望には勝てないちっぽけで愚かな生き物だから。
いやぁ~アニメ映画でこんなに衝撃を受けたのは初めてです。
きっとアニメ映画界の中では超有名な傑作映画だと思うんですが...
全く知らなかった自分が恥ずかしいです。
このインパクト...
すでに私の今年のアニメ映画ランキング、NO,1の予感です(笑)
ちぶ~的ファンタスティック度5
このパターンの切り口は斬新!しかも70年代って...フランスのアニメ界、恐るべし!!