会社で起きたプチ事件。
この会社は腐っているので仕方がないが、さすがに今回はびっくりした。
相棒が泣いたのである。
大泣きである。
私は関係ないのにオロオロしてしまう。
どうやら最近、理不尽なことが多すぎてストレスが溜まっていたらしい。
涙腺が最近極端に弱くなったそうだ。
横で見ていたので同情はしていた。
私からするとそんなことで泣いちゃうの?と思ってしまうが、普通の女子のキャパなんてそんなものなのだろう。
つい、励ましてしまい断ろうと思っていた飲み会を断れなくなってしまった。
まぁ、仕方がない。
社会人は、会社に従うしかないのだ。
上司の前で泣いてみせるくらいしか逆襲のしようがないのである。
自由に逆襲しちゃってます。
解説....
解説....
ヒマラヤの奥地で北京原人存在の噂が持ち上がった。悪徳興行師のルーはさっそく若い探検家ジョニーを送るが、彼がそこで見たものは巨大な北京原人と彼に20年間育てられたブロンド美女サマンサだった。ジョニーの説得によって香港へやって来るサマンサと原人。だが、好意を持っていたジョニーが昔の恋人とヨリを戻した事を知って失意のサマンサに、ルーが襲いかかる。怒った北京原人は鎖を引きちぎると香港の街へ躍り出た!
本家の「キングコング」を知ってるか。
思い入れのある人は怒るかもしれない。
これは、どう見てもパチもんである。
明らかなるパクリ。
が、本物にあまりなじみのない私はこちらの方が好きな気がする。
変に気取らないストーリー。(まぁ、気取られても困るんですが)
よく考えてみれば一人の男の節操のなさから始まってしまった逆襲。
どいつもこいつも恋愛してやがる。
でも、それが醍醐味の日本人になじみのある特撮怪獣映画。
ミニチュアのオンパレード。
しかも精密。
特撮はよくできている。
北京原人っていうかでっかいゴリラも意外に作りこまれている。
と、思ったら特撮のスタッフは日本人だった。
さすがである。
ここまでの精密さは日本人ならではだろう。
で、この陳腐さは中国ならではだろう。
それでも最後までずっと見られるのは、北京原人に育てられたブロンド美女サマンサ演じたイヴリン・クラフトの威力が大きい。
皮で出来たビキニスタイルで縦横無尽。
走ったりするとたまにあれがポロリしているけど無問題。
ジャングルの猛獣たちも彼女には首ったけ。
チーターだって楽々と肩に乗せれちゃう女ターザンは、最高にキュートだった。
サマンサの恋で逆襲に火がつく。
人間としての本能。
初めての恋。
初めてのチュウ。
初めてのチョメチョメ。
かなり堂々と見てしまう北京原人。
なんと切ないことか。
家政婦は見た!とはわけが違う衝撃。
しかも相手が大した男でもない探検家のジョニーなのだから、北京原人も納得いかないだろう。
見ているこちらも全く分からないのだから。
横暴なおっさんにも本気でイライラする。
北京原人じゃなくても怒りたくなる。
妙に説得力のある逆襲であった。
恋はまさに盲目でおっかない。
そして、人間界で育った人間の欲望は醜い。
私利私欲のためでしか物事を考えられない人間の方が北京原人よりもよっぽど怖い。
サマンサと北京原人のピュアな心の絆。
この逆襲は、当たり前。
当たり前逆襲。
最後まで自分の心に従うサマンサに完全ノックアウト。
これは、隠れた(隠された?)傑作に間違いない。
ちぶ~的ガオガオ度5
中国でも日本の怪獣映画が愛されているのかと思うと嬉しい。ちなみにタラちゃんもこの映画がお気に入りらしい。