『揺れる女心。』
ポーランドの人魚映画はちょっと変わっている。
本格的ではないけれど、ミュージカル映画みたいに歌って踊る。
人魚たちの全裸もエロさがなく、どこかアートっぽい。
人魚の尾びれがファンタジーっぽくないのも新鮮だった。
人間に恋をした人魚の悲恋。
この切なさは美しい。
だからなのか…人間の恋って浅ましいのかもしれないと思った。
人魚が恋をするイケメンが本当にイケメン!
人間の私もぞっこんになりそうな爽やかボーイ。
でも、所詮人間だから軽薄だ。
命を懸けた恋をする人魚はどこか儚くて恐ろしくて...
自分を犠牲にしてでも愛を守ろうとする姿に人間の私は恥ずかしくなりましたよ。
あのラスト...
泣いてしまった。
きっと人間の無償の愛って無償じゃない。
何かを求めしまう愚かさがあるから人間なんだ。
人魚にはそれがない。
だからこそ美しいと思う。
人間から見たら悲恋でも、人魚から見たら究極の愛の物語なのかもしれない。
今までの人魚姫とは少し違う視点から見ることができる。
そういう意味ではこの人魚は新鮮かもしれませんね。
ちぶ~的おさかな度5
やたら尾びれがリアルだった。童話みたいにメルヘンな感じじゃないのが意外でしたね(笑)
本日紹介した映画は...
ゆれる人魚 (2015)
CORKI DANCINGU/THE LURE
- 監督 アグニェシュカ・スモチンスカ
- あらすじは...
- 海から現れた美しい人魚の姉妹が、1980年代をほうふつさせるナイトクラブを訪れる。セクシーかつワイルドな彼女たちは、一躍スターになるが、一人が美形のベーシストに恋をすると、姉妹の仲はたちどころに悪化し……。
- (Yahoo!映画より引用)