おめでたい会がありまして。
いつもより大量に飲みましたが、酔えず。
祝いの席で酒が強くなったことを実感した夜でございます。
一番のサプライズはリチャード・ギアみたいに登場したダンディガイ。
まさかの花束持参。
おいしいところを全部持って帰りました。
さすがです。
かっこいいってああいうことを言うんだなと思った次第です。
で、私は大きな勘違いをしておりました。
「ダーティハリー」のダーティってダンディみたいな褒め言葉だと思ってたんですよ。
調べたら全然ちげぇ。
汚いって意味でした。
赤っ恥~。
なぜか今まで何度も見ようとして見なかったクリント・イーストウッドの代表作。
非常にシンプルな刑事アクション。
前の日は、飲み会で睡眠不足。
シネマパレに行く前に所用があり、すでに疲労が...
それでもこれを劇場で観れるのだから見逃せないと思い、チャリで激走したかいがありました。
途中、眠気が私を誘惑しましたがクリントさんの凄みでぶっとんだ。
これぞスターのなせる業。
70年代のカラーに染まる。
ここに参上。
クリントはいい男だなぁ~~。
長身で姿勢良し。
整った顔に、渋い声。
眉間にしわを寄せながらも色気を放出。
ダーティハリーは言う間でもなくハマリ役。
大げさな自慢の拳銃マグナム44を片手に、ずっと同じ表情。
構えたりなんかしないでガンガン犯人を追う。
飯食ってても関係なし。
ケガしても赤チンでなんとかなります。
犯人への執着がハンパない。
もはや、正義感か自分のためなのか分からない。
無鉄砲よね。
鉄砲は打ちまくるけど。
もう、登場するだけでカッケーんだな。
かっこよすぎて笑う。
すごすぎて犯人がビビるのも無理はない。
まさに、クリントのための映画だ。
そんなクリントに負けないくらいの存在感でホラーだったアンディ・ロビンソン。
スタジアムのシーンなんか寒気がする。
あの髪型なんだよ。
あの鼻の形はなんだよ。
あの歩き方なんだよ。
と、すべてにビビってしもた。
まさかサイコにこれ以上にない説得力を加えるとは...
恐れ入りました。
どうしてだろう。
70年代の色をしたフィルム。
決して鮮明じゃないけど、この古さがこの映画の時代を映し出す。
まるでタイムスリップしたみたいにすっと世界に入れてくれる。
綺麗な映像、技術の高い映像...
確かに素晴らしいけれど、それだけになってしまうのは気味が悪い。
常に新しいものばかりじゃ疲れるって。
毎回、フィルムで見る映画の面白さをシネマパレで実感する。
もし、ブルーレイで観たら全く同じ気持ちになるのかなって思うわけです。
このカッコよさは、70年代の中にあると私は思うのです!
ちぶ~的ダーティ度5
アンチヒーローがゆく!決め台詞がたまらない!あの卑怯さまでもかっこよく見える凄さ!クリントってやっぱりいいわぁ。