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お隣は工事中「ル・コルビュジエの家」


作品情報




物件を案内されたときは、隣にはなにもなかった。

風通しがよく静かな雰囲気。

建物自体も年数は結構経っているがリフォームがされおりキレイだった。

立地条件もよく即入居を決めた。

が、入居したすぐに工事が始まった。

毎朝8時にはドンパチと音が鳴り響く。

どちらにせよ今まで住んでいた場所も工事が始まるところだったのでそこまで気にしなかったが...

普通だったら「ル・コルビュジエの家」みたいにもっと気にしてしまうのかもしれない。



家というものは人にとって生活の拠点。

たとえ完璧な家であっても、その周辺がその完璧さを脅かす危険性を持っている。

この作品はそれをシュールに映し出したブラックコメディとでも言おうか。

ちょっと日本と韓国の領土問題を彷彿させたりもして興味深い。

が、やっぱりこういう作品に眠気はつきものなので見終わるまではしんどかった。



それはある日突然だ。

自分が思ってもいなかった理由で家という自分の領域が危険に侵される。

そもそも完全に何かを所有するということは難しい。

いつから自分のものでどこからどこまでが自分のものにできるのか。

人間という生き物には法律はあれど、決してそれだけでは測れない部分があるのは言うまでもない。



ル・コルビュジエの家に住む椅子のデザインで世界的な成功をおさめたレオナルド(ラファエル・スプレゲルブルド)と、隣家の住人ビクトル(ダニエル・アラオス)。

見ている者はきっとレオナルドに感情移入する。

韓国との領土問題と例えるとレオナルドは日本人寄りかもしれない。

だけど、その定義は一体どこまで通用するのか。

最後まで見ると、どちらがどうだったかなんてわからなくなる。

客観性がないとそれは見えない。

領土問題だって日本人からしてみたら絶対的に日本が正しいけれど。

日本でも韓国でもない他国からみたらこの問題も平等にどちらが正解かという判断が与えられるわけで...

異常に長く感じ、退屈に思えた内容も最後まで見てみれば考えさせられる題材。

私にもっと芸術性があればきっともっと上手く考察できたに違いない。









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目の前にデッカイ窓をつくられるのは確かに気味悪い。という私の部屋の窓の向かいにも窓が出来たから妙にそこには感情移入できた。


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