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みな殺しの霊か?「みな殺しの霊歌」

また、急に暑い。
 
こんなにも直射日光がすごいと溶けそうだ。
 
そして気力まで奪われる。
 
仕事にも行きたくなくなる。
 
それくらいの威力。
 
ぐったり。
 
目の下にはクマがクッキリ。
 
まるで何かに憑りつかれているようだ...
 
あまりにもひどいので会社まで送ってもらいました。
 
いやぁ、車って便利な乗り物ですね。
 
と、しみじみ。
 

 

「みな殺しの霊歌」は、やっぱり男と女って全然違うんだなとしみじみ思わせる。

解説....
喜ばせてヒイヒイ泣かせて殺してやる!5人の女が1人の少年を犯すという異常な享楽を目撃した殺人犯が、女たちに復讐してゆく!壮絶な復讐劇。
 

 

 

解説からして激しい。
 
冒頭から衝撃の連続。
 
男女逆転の復讐劇が新鮮。
 
殺人犯が殺人の復讐をする。
 
悪を悪で制す。
 
男は彼に何を見たのか。
 
女から見たらちょっと腑に落ちないカルト的サスペンス。

 

 

 

どこにも感情移入できない。

 

それこそがこの作品の狙いなのだろう。

 

確かに女にも性欲はある。

 

だが、男のような罪を犯せるかは甚だ疑問である。

 

たとえか弱い少年であっても成立しないのではないか。

 

と、ずっと腑に落ちない。

 

あえての逆転設定は必ずしも女性が弱者ではないと言いたげだ。

 

男と女は平等。

 

復讐だって平等で当たり前じゃないかと。

 

ところがだ。

 

この復讐者はそもそも罪人である。

 

えらそうに他人に罰を与えている場合ではない。

 

なんだ、この男の偽善者ぶりは。

 

復讐を楽しんでいるようにも見える。

 

ただ殺したかった。

 

そうも見える。

 

だけど、それだけではなさそうな少年への想いがまた矛盾している。

 

 

 

純粋な心。
 
希望が見えた歓び。
 
奪われたことで再び手に染めた罪。
 
どこにも正しさも清さもない。
 
罰は罰で罪は罪のまま。
 
愚かな悲しみがただただそこにある。
 
演じた佐藤允の狂う様が最後まで見るものを圧倒する。
 
が、絶対に万人受けする内容ではないのでオススメは......
 
しかねる。

 

「みな殺しの霊歌」

 

 

ちぶ~的殺人度5

凝ったカメラワークで見せる殺人劇が印象的。まるで見せるために殺しているかのよう。