帰り道、猫を見る。
癒しのひと時。
一番好きなのは、白くて茶色のブチが入った三毛猫風にゃんこ。
いっつも同じところで見かける。
こっちをじっと見つめてる。
ただそれだけなんだけど、かわいい。
時々、黒い猫を見る。
過敏に反応しちゃう。
美人ちゃんなんだけど、冷たい美人のにゃんこ。
どうしても黒猫を見ると、怖いことが起きるんじゃないかと思ってしまうのはホラーの見すぎでしょうか。
「クロユリ団地」も、団地の名前がすでに怪しいと入居する前に感知しないといけませんよね。
あらすじは....
老朽化したクロユリ団地へと移り住んできた明日香(前田敦子)は、隣室から聞こえる何かを引っかくような音にへきえきしていた。ある日、鳴りやまない目覚まし時計の音を発端に、隣室で亡くなっている老人を見つけてしまう。それを機に周囲で頻発する怪現象に対する恐怖、老人を救えなかったという罪悪感から、精神的疲労を募らせていく明日香。老人が何かを伝えようとして音を立てていたのではないかと思った彼女は、遺品整理で隣室を訪れる特殊清掃員・笹原(成宮寛貴)とその真意を探ろうとするが。
『リング』シリーズや『仄暗い水の底から』などの中田秀夫監督作品。
日本のホラー界に激震が走っている。
というかひびが入っている。
これ、本気なんだろうか。
元AKBの前田敦子が主演だし、適当にやっても売れると手を抜いたのだろうか。
こんなもんが日本で大ヒット。
怖すぎる。
世も末である。
ド定番のお家系ホラー。
不吉な団地。
一人ぼっちの男の子。
気味の悪い隣人。
そこに安易に足を踏み入れる好奇心旺盛の女。
ぬるい。
ぬるぬるすぎる。
一生懸命待ったのに、何も怖がれない。
恐怖のMAXは暗闇で終わった。
CG的な映像や安っぽい色遣いは恐怖を追い払ってしまう。
古さから恐怖がやってくることを監督は忘れたのだろうか....
だんだん憔悴していく前田敦子は、どんどんブサイクになる。
そして、キンタローになる。
ホラーで怯える女子は美人でなければギャグになると知る。
が、本当にすごかったのは手塚理美だったので余計気の毒。
イケメン成宮の力を発揮してもキンタローに憑りつかれた敦子をを救うことはできなかったようだ。
イケメンは肝心な時は役立たず。
世界は顔だけでは救えないと知る。
ゆとり教育にキラキラネーム。
運動会では順位を決めない。
お遊戯会では主演が何人もいたりする。
そんな世代に生まれてしまった人たちのためにこういうホラーがある。
学校は土曜日もあった。
同級生の女子の名前の最後には半数以上"子"がついていた。
どんなことも結果で決められた学生時代。
そんな世代に生まれた人には痒いくらいのホラー。
コメディとして見るのが正解。
あぁ、年を取ったのだなと痛感する。
ホラーに世代交代を感じた夜。
ちぶ~的その程度?度5
それくらいで化けて出られちゃ困る。かわいそうかもしんないけど、理由に重さを感じれなくて同情もできん。