つまらない映画を見ると、信じられないくらい寝てしまう。
でも、寝てはいけないと思い座椅子を買わないでいた。
しかし、いつも後ろに寄りかかりたくなるものが欲しくなり布団を持ってくる。
案の定、寝るわけですが。
変な体勢で寝てしまうせいで、首と肩が恐ろしく凝るという悪循環。
とうとう、座椅子を買うことにした私。
だって座椅子の方が首、安定するから。
最近は、ホラー映画でもガンガン寝てしまっていた。
もう眠気との戦いで。
ゾンビのように生きているか死んでいるか分からないくらいの混沌。
「ゾンゲリア」では、私はゾンビにならずに済みました。
解説...
平凡な港町を舞台に、生き返った死人たちによって行われる奇怪な殺人事件を描いたミステリー・タッチのホラー。一種の“ゾンビ”物だが、ダン・オバノンとロナルド・シャセットの「エイリアン」コンビによる脚本はロメロのエピゴーネン群とは一線を画す新しいタイプの作品を創造した。顔面溶解や遺骸復元のシーンなど特殊メイクも秀逸。
ゾンビ映画が最近多すぎる。
POVもそうだがゾンビもお腹いっぱい。
そんな私でも「ゾンゲリア」は、気に入った。
やっぱり昔のホラー映画っていい。
いかにも作り物なんだけど、映像技術がない分独自のセンスが感じられる。
それだけではない。
他のゾンビ映画のように、ただゾンビが放出される映画ではない。
人間の闇と孤独。
ドラマがある。
これは、悲劇だ。
包帯男も溶けた顔、ぐじゃぐじゃになった顔。
どれもビジュアルがいい。
一つ一つのゾンビ顔にこだわりが感じられる。
特に、遺骸復元の特殊メイクの美しさ。
まるで、死人が生まれ変わるかのように。
ゾンビになって生きている人間を喰い散らかすようなシーンはない。
ある意味、普通の人間のようなやり方でしか殺さない。
そこが、今までのゾンビと異なる部分。
やたら人数が多いのは昔かららしいが。
ゾンビのグロテスクな行動がそんなにないことから、本当に見せたかったのはドラマの方だったのだと思う。
ゾンビ映画でこんなに悲しくなったのは初めて。
漂う悲壮感。
ラストもあれ以外は考えられないだろう。
死んでいるのに動く体。
ゾンビとは一体、なんなのか。
生きているとはどういうことか。
死に魅せられる人間は、魂が死んでいる。
体が生きていても死んでいるのと同じ。
ゾンビよりも人間の孤独が一番怖い。
最後まであきらめられないダンは、死を受け入れられない人間の愚かさ。
生きたいという本能は、生まれながらに与えられた力だ。
絶望が自分を覆ったとき、どうするだろう。
見た後も余韻が残った。
もし、私なら...
とりあえず、ちゃんと顔まで埋めてもらわないと死んでも死にきれないでしょうね。
あ、もう死んでるのか。
生きているとは、当たり前のことじゃないんです。
なぜか生きる気力をゾンビからもらいました。
ちぶ~的油断大敵度5
おっぱい見せられたからと言って油断してはいけません。大抵、そのあとは痛い目に合うのが定番です。