いつだっただろうか。
一人でハリウッド版「リング」を映画館で鑑賞したのは。
そもそもホラーに慣れすぎていて、DVDで本気で怖がるなんてことは何年かに一度のペース。
それでも映画館でホラーを見ればそれなりに怖いもの。
「リング」の時は、やたらサマラのスピードがアップして、前の席の女子たちが悲鳴を上げたことが一番怖かった。
他人と見るとこういうハプニングがあるから、映画館って面白い。
今日は、何年かぶりにホラーを映画館で見た。
「アナザー Another」を大勢の中で見る。
それだけでちょっと怖くてドキドキする。
あらすじは....
大学教授の父親が海外に行く期間中に限り、地方都市・夜見山市で生活する祖父母に預けられることになった榊原恒一(山崎賢人)。持病による発作で病院に運ばれた彼は、そこで出会った眼帯をした美少女から意味不明な言葉を告げられる。後日、夜見山北中学校に転入した恒一は、教室に病院の少女がいることに気付く。彼女の名が見崎鳴(橋本愛)だと知るが、クラスメートと担任は彼女が存在していないかのような言動を見せる。その理由を鳴本人に尋ねようとするが、そのたびに姿を見失ってしまい……。
ドキドキするはずであった…
うん。
一人で行かなくて良かった。
一緒に行った女子が、もう面白かったのである。
一人で行ったら、寝ていたでしょう。
隣でクスっと笑ってくれる人がいる。
それだけで救われた。
予想以上にまっまりだから。
まったりホラーは、誰かと一緒に行きましょう。
それが正解です。
設定は、まさに学園ホラー。
誰かが死んでいる。
「お前は、もう死んでいる。」的な名セリフが思い浮かぶ。
何のセリフだったか、思い出せない・・・のと同じ苦悩。
冒頭…
なんだったんだ。
つながっているようで、そうでない。
そのぶん投げが一番怖かったりする。
随所に、期待するシーンがあったのにどれも大したことはない。
だから、気軽に見れるけど。
R12指定のせいもあるのだろうが、期待した描写が全くない。
唯一、スプーン刺しは良かった。
あの泡の吹き具合は、なかなかいい。
チェーンソーなどというホラーアイテムを手にするも…
普通に使用するという裏切り。
いるか、その裏切り。
ヒロイン橋本愛。
かわいい。
人形みたいでホラー顔。
先日見た「らせん」の中谷美紀と同じ髪型。
あの髪型とホラーは密接な関係にあるのだ。
隠してある目。
鬼太郎な展開を期待した。
私が・・・悪かった。
主役の榊原。
不健康。
肝心な話の途中で、心臓が痛む。
おかげで、ストーリーがなかなか進まなくてイライラさせられる。
ホラー出るなら健康状態をベストにしていただきたい。
体調管理がなってない奴は、社会に出ても生きていけないのだ。
全体的に、若者の好奇心への低下が気になった。
ルールだからって理由も知らずに何十年も解明せずにいられるか?
私なら、命がかかわってることなら尚更追及する。
物事への興味、関心がなくなっていることへの警鐘かもしれないぞ、これは!とまとめてみる。
このB級ホラー感は嫌いではない。
無駄にクオリティの高い人形や、眼帯ルックはホラーファン心をくすぐる。
これでストーリーの激しさをプラスして、殺戮のビジュアルがよければ…と悔やまれる。
(結構悔やむ)
ホラーは駄作がほとんど。
それでも挑戦したいファン心。
やっぱりホラーは、映画館がいい。
とりあえず、雰囲気から固めたもの勝ちである。
ちぶ~的袴田力5いつも変わることのない袴田が出ているだけで、微妙臭。どうせなら定番キャストにしてほしい。