今日は、職業相談的な日。
やはり、田舎ではペーパードライバーがネックになる模様。
それでも一向に運転をする気にはなれない。
今更、車を買う余裕もない。
意地でも運転しない仕事を決めてやる。
だって命が惜しいではないか。
まだやりたいことが残っている。
「激突!」を見てより一層深まる決意。
オンボロトラック、近づくな。危険。
あらすじは....
平凡なセールスマンであるデイヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は、借金取り立てのため車でカリフォルニアへ向かう途中、ハイウェイにて道を阻んだ大型トレーラータンクローリーに腹を立て、強引に追い抜く。するとその直後から、大型トレーラーはマンの命を執拗につけ狙ってきた。必死に逃げるマンと追いかける大型トレーラー。最後に彼らを待っていた結末は…。
無名時代のスティーブン・スピルバーグ作品。
これは、「ジョーズ」の種である。
運転手の顔が一切見えない演出が印象的。
まるでトラックという怪物に追いかけられているよう。
ちょっとした傲慢が引き起こす恐怖をシンプルに描いている。
自分にとってはどうでもいいと思っていたことが、相手にとっては違ったという悲劇。
人付き合いでもやってしまいがちだからこそ、こんな映画は怖い。
主演車賞、トラック。
こんなボロいトラックがあんなスピードに追いかけまわすこと自体、ファンタジー。
確かに、昔の映画だけど煙の排出量すごすぎだよ。
っていうかどこで売ってるんだそんな車。
誰が買うんだ、あんなオンボロ。
もう、ボロクソ。
存在自体がもう悪である。
挙句の果てに、怒らせたら命の危険にさらされる。
意地でもディヴィッドとカーレースをしたくて、待ち伏せしたりわざと追い越しさせたりするところはとってもイラつかせてくれる。
これが、不条理である。
トラックのどアップが出るたびに、憎たらしくてしょうがなかった。
トラックに運転手はいないんじゃないか。
本当はトラックがそうさせてるんじゃないかと思わせるような存在感。
終いには、冷酷な表情をしたトラックに見えてくるんだからやっぱりスピルバーグってすごい。
この作風。
B級っぽさも漂う心地よい感じ。
ちょっとスティーブン・キングっぽくて好き。
今の大作を作ってるスピルバーグよりいい。
キングの同じく凶暴車を描いた「クリスティーン」。
まだ見てないからみよっかな。
うん。
ますます運転から遠ざかりますね。
でも、運転しないのは体にも地球にも優しいよ。
ちぶ~的不運度5
あんな長いハイウェイで捕まったら最後。どこまでも運のない平凡な男。本当に平凡なのかと疑う運のなさ。