夢がいつもリアルすぎるのか.....
時々、これって現実なのだろうか?と混乱するときがある。
今日は、昨日も見たような気がするパンチの効いたおっさんを見かけた。
全く同じ格好のはずがないのに、同じなのである。
おっさんの服のバリエーションがないだけなのか、夢で見たのか。
作品を作る人って、映画見すぎ女と同じ悩みを持っていそうである。
「イリュージョン」を見て、これ以上悪化させたくないと思った。
あらすじは...
アメリカ人の作家トム(イーサン・ホーク)は、別れた妻子の愛を取り戻し、人生をやり直すべく、縋る思いでパリを訪れる。しかし思惑は外れ、いつしか郊外の寂れたホテルに流れ着き、生きるために夜間警備員として働く日々が続く。そんなある日、美しい女性マーギット(クリスティン・スコット・トーマス)と出会ってから人生が好転し始めるが…。
イーサン・ホークは、天性の女たらしである。
あのユマ・サーマンがいたのにもかかわらず、子守女性と浮気。
これは、プライベートかというくらい素のイーサンを捉えている。
若い子から熟女まで幅が広いのだ。
フランス語も堪能だし、いつもセクシー風。(私はこの人のセクシーが分からないが....)
でも、若くて引くくらいの巨乳美女がいたら誰でも手、出すか。
それにしたって、全く罪悪感なさそうな感じで進んでいくことにお国柄を感じます。
ダークな雰囲気と奇妙な世界観はいい。
しかし、変動がなさすぎる。
女たらしタイムに時間がとられているうちに、よく分からないことが起きる。
どこからが、イリュージョンでどこまでがイリュージョンだったのか。
むしろ、これ見たのか?と見たこと自体がイリュージョンかと心配になる。
結末が何通りにも捉えられるのにも関わらず、モヤモヤしてしまうからなのか。
分からない映画が結構好きなのに、この分からないはよくない。
フランス語やポーランド関係が入っているのでオシャレ風になっているけど...
これ、英語だったらどうだろう。
ただのエロ作家の錯乱で終わりそう。
何かを生み出す人も見ている人もどこか狂ってくるんですね。
それでも死ぬまで映画は見続けようと思うのは、すでに脳が侵されている証拠でしょうか。
ちぶ~的語学堪能度5
イーサンもクリスティンもフランス語が素敵。ひどい言葉も美しく聞こえてしまう。