時々思うんです。
女、休みたいって。
いきなり面倒くさくなって。
ネチネチ女も嫌いだし。
ジェラシー女も嫌い。
ブリッコ女は、気持ち悪いし。
なぜ、もっと単純に生きれないのか、不思議。
感受性が豊かで繊細な分、女には複雑なしがらみがつきものな気がしてなりません。
少女時代は、そんなのなかったのになぁと「エコール」を見て思いました。
あらすじは...
高い塀で外界と遮断された森の中の学校に、6歳の少女イリス(ゾエ・オークレール)がやってくる。そこでは6歳から12歳までの少女たちが年齢を区別するリボンと白い制服を身につけ、ダンスと自然の生態を学んでいた。やがて、男性のいない女性だけの閉ざされた世界にイリスは順応していくが、1人の少女が脱走を図り……。
不思議な雰囲気に包まれた映画でした。
見れば見るうちに、疑問が募っていきどんどん引き込まれます。
正直、少女のお話なのでロリコン映画で気持ち悪い展開にならないか心配でなりませんでしたが。
女性監督だからなのか、性的な執着がなく繊細な情緒をしっかりとらえていたと思います。
少女から大人の女性へ変化する過程。
うまく比喩されていました。
この世界観。
本当に美しい。
マリオン・コティヤールが学校の先生を演じています。
スタイル抜群。
すべてがキレイ。
とにかくエロい。
直接的なシーンは一切ないのですが、危うい魅力は少女たちの儚さを表現しているようで....
「ヴァージン・スーサイズ」と似た系統だとは思いますが、こちらの方が好みでした。
少女から女になるって普通のことだけど。
何も知らない少女にとっては、異様に思えるかもしれない。
「ずっとここにいたい」とある少女が言う。
それは、自分の成長への未知なる恐怖。
無垢だからこその感情ですね。
純粋、無垢だからこそ美しいと思えることもありますよね。
大人になると知りたくないことまで知ってしまう。
そして、理解できちゃう。
少女の時は、早く大人になりたいって思ってたのに。
今は、戻りたいと思うのは年をとった証拠でしょうか。
ちぶ~的おフランス語度5
フランス語だからこそ成り立つ気がする世界観。