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映画「エコール」【考察・解説】感想:ゾッとする気持ち悪い怖さの正体とは?

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映画「エコール」【ネタバレ考察】感想:ゾッとする気持ち悪い怖さの正体とは?のイラスト

映画「エコール」【ネタバレ考察】感想:ゾッとする気持ち悪い怖さの正体とは?

 

映画「エコール」がAmazonのprime videoで見放題配信だったので再度鑑賞!

 

元ネタの小説『ミネハハ』の原作者であるフランク・ヴェデキントは、ドイツで”現実をそのまま描かず、人間の内面や世界の不条理さを強調した芸術”の先駆者とされているらしい。

確かに映画も直接的な描写はほとんどなかった。

あの世界観は、小説の世界観をきちんと作り込んでいるのだと思われる。

 

当時鑑賞した時も衝撃を受けたけど…

今、観てもあまり印象は変わらない。

どこか不気味で、まるでホラーを観ているような気分にさせてくれる不思議な作品。

 

私がなぜ映画「エコール」が怖い!って思うのかについても深掘りしていきたいと思いますよ!

※この記事は2012/05/25の記事をリライトしています。

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

映画「エコール」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!!

 

総評:構造上、女に生まれた者にしか分からないものがある!

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆

 • 演技:⭐⭐⭐⭐☆

・恐怖度:⭐⭐⭐☆☆

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.6/5.0) レビュー数:9898件  

・IMDb⭐️(6.8/10)レビュー数:67000件 

※現時点

 

〜みんなのレビューをまとめてみた!〜

⚫︎独特な世界観と映像美:映画の幻想的でミステリアスな雰囲気や美しい映像表現が高評価との声、多し!

⚫︎物語の難解さ:ストーリーが抽象的で解釈が難しく、観る人によってさまざまな解釈が生まれる作品!

⚫︎キャストの演技:若い女優たちの自然で繊細な演技が、物語の神秘的な雰囲気をより引き立てている!

 

確かに、少女たちの演技が作品の中核を担っていました。

彼女たちが作品の雰囲気を作ってくれていましたね。

衣装や映像の力も大きいと感じましたが、自然体の演技は観ていて吸い込まれるような吸引力がありました!

映画「エコール」あらすじ&概要

エコール [DVD]

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🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:prime video**

原題:Innocence/Ecole

製作:ベルギー、フランス 2004年

上映時間:121分

監督:ルシール・アザリロヴィック

脚本:ルシール・アザリロヴィック

原作:フランク・ヴェデキント 『鉱泉(Mine-Haha)』

 

\「エコール」の予告編はこちら/

ハピネットピクチャーズ公式YouTubeチャンネル

映画の内容!

大人に孵化する前の、純粋無垢(イノセント)な少女たちの世界へ、ようこそ

作品情報引用元:prime video

映画「エコール」キャスト&登場人物

ゾエ・オークレール |役名:イリス(主人公、無垢な少女)

 

ベランジェール・オーブルージュ |役名:ビアンカ(なぜか夜中に出かける)

 

リア・ブライダロリ |役名:アリス

 

マリオン・コティヤール |役名:エヴァ(先生)

 

エレーヌ・ドゥ・フジュロール |役名:エディス

 

Olga Peytavi-Müller

 

コリンヌ・マルシャン

 

ソニア・ペトロヴナ

 

映画「エコール」は難解?気持ち悪い怖さにメッセージがある(※ネタバレ考察)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

この映画を気持ち悪いと感じるのには理由がある。

で、この気持ち悪さって女にしか分からないものかもしれない。

ストレートに言語化すると…

生理が始まった時の感情に似てるんですよ。

 

この映画では、明確な答えを示さずに観る人に考えさせる作りになってるけど主に…

✔️「少女から大人になる過程」

✔️「女性として生きることの象徴」

✔️「社会のルールとの対峙」

といったテーマやメッセージが込められていると思うんですよね。

 

これを直接的には描かなくても、少女から大人の女性になる時の複雑でなんか汚らわしいものになっていくような感覚に似てるんです。

だから本能で気持ち悪いと思ってしまう。

 

気持ち悪い=大人の女性になることへの抵抗、恐怖

なのかもしれませんね。

 

それをあそこまで美しく淡白に彩られた世界観は、異様で不気味。

女性特有の感情がそもそも”怖い”のだと私は思いました。

映画「エコール」ネタバレなし感想・ただのロリコン映画ではない!美しくも儚い世界!

不思議な雰囲気に包まれた映画だった。

見れば見るうちに、疑問が募っていきどんどん引き込まれる。

 

正直、少女のお話なのでロリコン映画で気持ち悪い展開にならないか心配でなりませんでしたがw

女性監督だからなのか、性的な執着がなく繊細な情緒をしっかりとらえていたと思う。

 

少女から大人の女性へ変化する過程が、うまく比喩されてた!

この世界観、本当に美しい!

 

マリオン・コティヤールが学校の先生を演じていて、これがまた美しいのです!

スタイル抜群で、すべてがキレイ。

とにかく…なんかエロいのです。

 

直接的なシーンは一切ないけど、危うい魅力は少女たちの儚さを表現しているようで....

「ヴァージン・スーサイズ」と似た系統だとは思うけど、こちらの方が私は好き。

 

少女から女になるって普通のことだけど…

何も知らない少女にとっては、異様に思えるかもしれない。

「ずっとここにいたい」とある少女が言う。

それは、自分の成長への未知なる恐怖。

無垢だからこその感情。

純粋、無垢だからこそ美しいと思えることもありますよね?

大人になると知りたくないことまで知ってしまう。

そして、理解できちゃう。

少女の時は、早く大人になりたいって思ってたのに…

 

今は、戻りたいと思うのは年をとった証拠でしょうかw

この徹底した世界観はフランス語だから成り立つというのもあるかもしれません。

 

映画「エコール」はアマプラで見放題鑑賞できますので、まずはチェックしてみてくださいね!

 

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→おすすめ関連作品「ヴァージン・スーサイズ(字幕版)

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→気になる原作本「ミネハハ」はこちら

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰