「ファンタジーとオカルトの間で」
⭐️作品情報
本日の映画🎞️※Filmarks引用
鑑賞媒体:TOHOシネマズ秋田
ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)
The Watchers
上映日:2024年06月21日
製作国:アメリカ
上映時間:102分
監督 イシャナ・ナイト・シャマラン
脚本 イシャナ・ナイト・シャマラン
原作 A・M・シャイン
キャスト
ダコタ・ファニング
ジョージナ・キャンベル
オルウェン・フエレ
アリスター・ブラマー
⭐️ちぶ〜的評価
🐽🐽2ブヒ(お困りちぶ〜)
⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
ミナは、鳥の贈り物を届ける道中に森で迷う。何かのせいで閉じ込められ見知らぬ3人と暮らすことに。毎晩、時間になると“監視者”は自分たちをただ眺めにくる...一体その正体とは?
⭐️監督はイシャナ・ナイト・シャマラン
M・ナイト・シャマランにこんなに美しい娘がいるとは...
そして、監督になっているとは!
シャマランの映画だと思って観てたら違和感があった。
そりゃそうだ。
娘の方だったんだ。
調べたら、この映画で彼女は映画監督デビューを果たしたらしい。
ハリウッドにも縁故があるのだろうか。
あるあるだけど、有名な監督の子供ってデビュー作から凄いキャスティングの映画を制作できる。
それって親の七光じゃん?って思うけど、それでもど素人とは比べものにならない作品を繰り出してくる。
DNAの力はやっぱり強いのだろうか。
映画を観て、彼女もやっぱりホラー映画が好きなんだなというのはよく分かったw
ただ、父親のバックアップがモロにあった作品らしく世間の評価は厳しい。
私はデビュー作がこれならマシだとは思うが...
父親よりは安定した面白い作品を継続して作って欲しいと思うw
⭐️ダコタ・ファニングを久しぶりに見た!
『アイ・アム・サム』の面影は、あるけれど...
あのきゃわいい少女はしっかりとした大人になっていた。
しかもホラー映画が似合う不気味で等身大の女性に。
不自然なくらい美しい風貌は、ホラー映画では浮く。
これくらい暗くて、アンニュイな感じがちょうどいい。
ブルーアイが怖いくらい美しくて、映画の雰囲気にも合っていた。
演技は、ベテランだからいうことはない。
等身大のリアルな葛藤を器用に表現していた。
妹のエル・ファニングとは全く違う路線でこれからも活躍してほしいな!
⭐️ウォッチャーズの正体とは?
劇中で正体は一応明らかになる。
でも、捉え方によってはホラーというよりファンタジー寄りな気がした。
主人公は双子だが、それも意味があると思う。
自分という人間を見つめ直すことで見えてくる本性。
私は人間らしさというのはイコール愚かさだと思っているので、ウォッチャーズが見たかったものはそこにあるのではないかと思った。
人間が持っている顔はいくつもある。
自分のことだからこそ気づかない一面を持っている。
だから唯一無二であり、愚かなのだ。
⭐️全体的に...
私は物足りなさを感じた。
オチが悪いわけでもない。
展開が悪いわけでもない。
本当に全体的に、何かが欠けている。
M・ナイト・シャマラン監督の作品は、アイデア一本勝負。
でも、そのアイデアがいつも面白い。
その代わり、失敗も多いw
今後は分からないが、この作品を観た感じだとイシャナ・ナイト・シャマラン監督は勝負をしたくないタイプに見える。
成功を手にいれることよりも失敗をしたくないって感じ。
だから、全体的に弱いというかパワー不足なのでは?と思う。
ホラー映画は、誰も思いつかないようなアイデアが必要だ。
それくらいホラー映画のネタは多すぎて難しい。
この難問にいつか立ち向かい、父親を超えることができるのか?
今後の彼女の作品を見守っていきたい。