「真実はいつも一つじゃない!」
- ⭐️作品情報
- ⭐️ちぶ〜的評価
- ⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
- ⭐️ペルージャ英国人留学生殺害事件とは?
- ⭐️アマンダ・ノックスが逆転無罪になった理由
- ⭐️「落下の解剖学」の香りがぷんぷん!
- ⭐️ドキュメンタリーって...
⭐️作品情報
本日の映画🎞️※Filmarks引用
鑑賞媒体:Netflix
アマンダ・ノックス(2016)
Amanda Knox
製作国:デンマーク、アメリカ
上映時間:92分
監督 ロッド・ブラックハースト ブライアン・マクギン
脚本 マシュー・ハマチェック ブライアン・マクギン
⭐️ちぶ〜的評価
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)
⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
ペルージャ英国人留学生殺害事件の容疑者として逮捕されアマンダ・ノックス自身が事件を振り返るドキュメンタリー映画。
⭐️ペルージャ英国人留学生殺害事件とは?
※Wikipedia参照
2007年11月2日にイタリアのペルージャで日本で言うシェアハウス?で、イギリス人女子留学生メレディス・カーチャーの遺体が半裸姿で発見された。
遺体は、乱暴を受けた後、のどを鋭利な刃物で切られていた。
発見後の調べによると、被害者は前日の11月1日夜に死亡し、その直前に性行為を行っていたことが判明。
地元警察は殺人事件として捜査し、複数犯による犯行とみて、被害者のルームメイトだったアメリカ人女性アマンダ・ノックスとその交際相手であるラファエレ・ソッレチート、麻薬密売などに関わっていたコートジボワール人の男の3人を逮捕。
3人とも容疑を否認したけど...
警察は、乱交ゲームを楽しんでいて被害者をゲームに誘ったが拒否されたため殺害したのだろうと言う筋書きで起訴。
話が話だけに、この事件はマスゴミの格好のネタとして扱われ面白おかしく報道されたのだと思われる。
誰よりも、アマンダが女性だと言うこともあり破廉恥な行動に世間がどんどんアマンダに対しての疑心暗鬼を膨らませていったのではないかなぁ。
保守的な日本は、まさにそういうところがあるけど...
イタリアとかでもそういう事するんだなっていうのは驚きかも。
男女格差とか少なさそうだけど...
可愛い女がこういうことをしてた!っていう方が面白いって思っちゃうのは万国共通なのね。
⭐️アマンダ・ノックスが逆転無罪になった理由
アマンダたちが有罪判決を受けてしまった理由は、本人たちの曖昧な証言と微小のDNAが料理用のナイフから発見されたこと。
曖昧な証言は、気が動転していたからなのかどうかはもはや分かりませんが...
DNA検査に関して言うと、あまりにも警察の捜査がお粗末だったということです。
アマンダたちの犯行を裏付ける証人が薬中だったり、証拠だと思われたナイフと刺し傷が一致しなかったり...
なんなら血痕も発見されていない。
そもそもDNA検査というのは精密なため、扱いが難しい。
現場保存をきちんとしていなければ、証拠にすることはできないはず。
正直、映画を見ても100%冤罪だ!と断定できませんが...
もし、本当にまっさらな無罪だった場合、これはただの悪夢ですよね。
冤罪なんてものじゃない!
人生を一部奪われてますから。
報道で自分の名前を皆知ってるし。
これからどうやって生きていくのかなって心配になりました。
⭐️「落下の解剖学」の香りがぷんぷん!
私のブログでも「落下の解剖学」について詳しく書いてます。
ネタバレでオチについても触れているのですが...
この作品を見つけるまで知らなかったけど、どうやら監督はこのペルージャ英国人留学生殺害事件にも影響を受けて制作したみたいなんですね。
確かに少し設定は違うけど、「落下の解剖学」も奔放な女性が容疑者として逮捕されます。
裁判で真相が明らかになっていくのですが、その間にマスコミにネタにされる。
観ている側もどちらが正しいのかはイマイチ分からない。
信じるか信じないかを選択しなければいけないんですよね。
「落下の解剖学」は、映画なのでそれでいいですが...
現実はそうはいきません。
実際に被害者の方は亡くなっていて、その方には親や家族がいるわけですから。
結局、事実はどこにあるのか。
遺族のことを考えても、きちんと犯人が自供して事件について語るべきだと思いますね。
⭐️ドキュメンタリーって...
個人的にドキュメンタリー映画って得意じゃない。
でも、事件が事件だけに本人の口から語られると引き込まれてしまう。
エンタメ要素もないので、途中途中退屈はしますが...
「落下の解剖学」を鑑賞済みの人には、映画の理解を深めるためにもおすすめしておきたいと思います。
世の中はいつもグレー。
彼女が犯人かどうかよりも、社会が犯人を作り上げる怖さがあるということを知っておくことが大事です。
おまけ情報としては...
どうやら2015年の「天使が消えた街」もこの事件が元になっているらしいです。
主演はダニエル・ブリュール、共演ケイト・ベッキンセイル。
あと、2021年の「スティルウォーター」 も主演マット・デイモンでこの事件が元ネタ。
ただ、内容が内容だけにアマンダ本人も批判しているらしい。
この2本も今度見てみようかな。
っていうか、アマンダ関連の作品多いなw
それくらい注目の高い事件だったんでしょうね!
Netflixは、ドキュメンタリー映画も優秀で勉強になるので要チェックですよ!