ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

『ドライブ・マイ・カー』

ドライブ・マイ・カー


🎞本日の映画 #ドライブマイカー #drivemycar 

製作国 日本
製作年 2021
監督  #濱口竜介 
 
🐷ちぶ〜的評価🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)
 
💫ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
舞台俳優兼演出家の男と脚本家の妻。二人を繋ぐのはベッドの中で紡ぐ妻の物語。ある日突然亡くなってしまった妻。2年後、男はある劇の演出をするため広島へ向かう…
 
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冒頭から、この作品は最初から海外受けを考えて作られたと分かった。
 
シルエットの妻が語る物語から始まる。
 
アカデミー賞にノミネートされたのも納得。
 
日本人らしい繊細な心理描写。
 
まるで重厚な本を1冊読んでいるような気分にさせる。
 
交錯するそれぞれの人生。
 
一見、全く違う物語を辿っているようで実は違う。
 
結局、最初から最後まで一筋の道のりを見ていたことに気づく。
 
なるほど。
 
きっと、この映画は役者の演技を極力抑え主観を最低限に抑えた。
 
そうすることで、観る側の人間の脳みそに物語を投影させる。
 
きっと見る人によって色も情景も異なる。
 
だから、映画を見慣れている人には傑作に映る。
 
でも、見慣れていない人はエンタメを求めすぎて挫折するかもしれない。
 
分かりやすい「面白い!」ではない。
 
見終わった後に、重い本をパタンと閉じて余韻をじんわりと感じる。
 
そんな映画だと思う。
 
 
唯一、ガッツリ演技をしていた岡田将生が浮いていた。
 
でも、それですら監督の思惑なんだと思う。
 
感情というパートは彼に預けた。
 
怖いと表現していいのか分からない狂気は、地味に不気味だった。
 
だけど、アレは人間が持っている本性。
 
人間の二面性と愚かさ。
 
結局、他人を完全に理解するなんて到底無理。
 
全て嘘で全てが本当。
 
ありのままを受け入れるっていかに難しいことか。
 
辛い、苦しい、分からない。
 
それでも生きていく。
 
それしかできないから。
 
あのドライブシーンはまるで空白。
 
映画館で3時間が苦痛と感じない。
 
久々に不思議な体験をできました。
 
 
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