『幸せという価値観。』
世の中っていろんな固定観念に縛られていますね。
令和になっても、結婚して子供を産んでマイホームを買って…
みたいなのが幸せのゴールのように思っている人が多い気がします。
仕事においても、昇進することが一番の名誉とか。
誰が決めたのかよく分からないそのゴールを気づかないうちに目指している自分がいるっていうのも怖いです。
この映画はそれを風刺しているような作品で面白かった。
皆さんのその価値観も、この映画を見て違和感に気づくってこともあるかもしれません。
時々ありますよね。
同じような毎日に疲れる時。
あの景色、そこの人たち、似たような会話。
本当は日々、違う1日なんだけど同じように感じてしまう。
そして、憂鬱になるんですよ。
なんのために生きているんだっけ?とか。
この同じことの繰り返しに何か意味はあるのか?とか。
きっと、それってこの映画でも問われてますが…
自分の価値観に雁字搦めになってしまった結果だと思うんですよ。
別の視点から見れば幸せに思えることも、1点からしか見ることができなくて自分は不幸だと感じてしまう。
人間って本当に自分勝手な生き物です。
世の中の変な固定観念に囚われてしまったせいもあると思います。
毎日なんとなく見ているニュース。
ネットの情報。
ドラマや映画のエンタメ。
知らず知らずの間に偏った価値観を与えられているのかも。
幸せは誰にも測れないのに…
幸せってなんなのか改めて考えるきっかけをもらった気がします。
ジャンルとしてはホラーになるかも知れませんが、それは人間自身の心理がホラーなんだと言えると思うんですよね。
不気味な世界観ですけど、ホラー嫌いな方にもぜひ見てほしい的を射てる説得力ある作品でした。
ちぶ〜的ビバリウム度2
あんな無機質な環境は耐えられない。何よりもまずいご飯って生きていくのが辛くなります。
本日紹介した映画は…
ビバリウム (2019)
VIVARIUM
- 監督 ロルカン・フィネガン
- あらすじは…
- トム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)は、不動産業者に寸分違わず同じ作りの家が並ぶ住宅地を案内される。彼らが家の中をひと通り見学して帰ろうとすると、ついさっきまで一緒にいた不動産業者の姿はなく、二人は奇妙に思いながらも車を走らせる。しかしどこまで行っても同じ風景が続くばかりだった。さらに赤ん坊がダンボールで送られてくる。
- (yahoo!映画より引用)