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「マザー 愛すべき子供たち (別題:マドレ)」

 

「マザー 愛すべき子供たち (別題:マドレ)」


『母親も人間という愚かな生き物です。』

 

 

妊娠中の身で、自閉症の子供の世話に毎日追われる生活を送っている主人公。

 

私は子供もいないし、ましてや自閉症の子供と生活するってことがどういうことなのかが全然想像できないんだけど...

 

自閉症が重く自分たちだけではどうしようもできず毎日苦悩している親はいるんだろうなと思う。

 

愛しているけれど、リアルにこういう状況だったらこの主人公のように困憊し次の子供は自閉症であってほしくないと願う気持ちは分かる。

 

だからずっと感情移入してしまうだろうと思って観てたのですが...

 

違う感情が湧いてしまいました。

 

 

家政婦が来た途端に、子育てから解放され顔色が良くなっていく母親に嫌悪感を抱いてしまう。

 

この母親は、実は自閉症の子供をどこかで鬱陶しく憎たらしかったのではないかと感じさせるからだ。

 

それに家政婦のおかげで、症状がどんどん落ち着き自分が出来なかったことをしてもらい最初は喜んでいたが...

 

自閉症の子供と仲良くしていると嫉妬する姿を見ると母親が本当に自分勝手な女に映る。

 

でも、そんなもんだよな。

 

母親だって人間。

 

そりゃ、毎日楽しい生活の方がいいし愛があっても子育てが負担になっていたのは事実なんだから。

 

どこかで「母親」に対してそうあるべきだという価値観を私も持っているのかもって思った。

 

正しい母親像なんてないのに...

 

 

後半はホラー展開なんですが。

 

本質は母親の母性の形だった気がします。

 

ハッキリ言って、胸くそ悪展開で特にお母さん達には決してオススメする作品ではありませんが...

 

物凄く考えさせられるホラーでしたね。

 

 

ちぶ~的フィリピン度5

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本日紹介した映画は...

 

マザー 愛すべき子供たち (別題:マドレ)(2016)

Madre

 

監督 アーロン・バーンズ

「マザー 愛すべき子供たち (別題:マドレ)」

あらすじは...

平凡な家政婦が一つの家庭を少しづつ壊していく様子を描いたサスペンスホラー。自閉症の息子マルティンと暮らす母親のディアナはただ暴れまわる息子の世話に疲れていた。ある日、ディアナはスーパーでマルティンの暴走を止めた従業員のルスを家政婦として雇うが、ルスはマルティンとの会話で、自分を本当のお母さんだと思わせるように仕向けていた。

 

(ゲオ宅配レンタルより引用)