ツタヤディスカスはホラー好きにも優しい。
マイナーで店舗にあまりおいていない作品もあったりするから重宝してる。
ただ、私が本当に見たいホラーはない。
レンタル化してないものやDVD化すらしてないものが多いので。
ホラー好きだけど、買うのは嫌だという矛盾。
だって持ってるだけで呪われそうで......
実はビビリなの。
だから我慢。
今月はホラーを16枚借りたので、昨日に引き続きしばらくホラーです。
あしからず。
そして、気づいた。
白石晃士監督作品が好きだということに。「オカルト」は、「ノロイ」並みに名作やっ。
あらすじは....
旅行に来ていた女性(東美伽)は偶然観光地で通り魔殺人事件に遭遇し、そのすべてを撮影する。女性二人が死亡、男性一人が重傷を負い、犯人は海へと投身自殺するという衝撃的な事件の映像を入手した白石晃士監督(白石晃士)は、何かに突き動かされるように取材を始める。やがて彼は事件の唯一の生存者である江野(宇野祥平)と出会い……。
一日でホラー5本を見ると怖いってなんなのかよく分からなくなる。
オカルトってそんな感じ。
説明がなくただ奇妙。
原因はいつだってハッキリしない。
白石監督お得意のモキュメンタリーで攻める。
デンキミミズに並ぶナイスキャラ江野君。
合言葉はインディ○○ンズ。
モキュメンタリー映画としては完璧。
演技じゃない演技。
俳優じゃない俳優。
その自然さから生まれるゾワゾワな不気味感。
大好物である。
こういうのを待っていた。
奇跡。
それは案外ちっちゃいのである。
マックの包装紙がふわっと飛ぶ。
本が急に崩れる。
スレスレ。
いや、明らかに胡散臭い。
声が聞こえる。
変なものが見える。
ちっちゃい。
地味。
だからこそ変なリアリティ。
ニヤニヤしてると江野君にやられる。
インディ・ジョーンズにこんなにも「ピ~」が入ると思わなかった。
あまりの連呼に吹いた。
日本アカデミー賞はこの男にやるべきだった。
まさかの黒沢清監督も出てきちゃう。
作風に通じるものがあるからかも。
みんな....
何してんねん。
そんな楽しさにシビれる。
みんな、好きなオカルト。
宇宙ってそそる。
あっちの世界ってどうですか。
ほんとは未知に惹かれる人間の弱さがオカルトかもしれません。
ちぶ~的気になる奇度5
江野君のアップも怖いがあの図々しさも怖い。そんでやっぱりクラゲ的なものは一体なんだってとこがデンキミミズに引き続き気になってる。