月末の疲れを癒そうとゆっくり眠りたかった休日の朝。
それなのに、爆音で起こされた。
大家さんの家を建設中で。
どうやら税金対策のためらしい。
なんだ対策って。
うちはたてる必要すらないわ。
世界が違うって身近に転がってるもんですね。
「吸血鬼ゴケミドロ」みたいに私は欲張らないで地道に生きようと思いますね。
解説...
旅客機が空飛ぶ光体と遭遇、計器が狂い岩山に不時着した。乗客たちはからくも一命を取り留めたかに思われた。だが乗客の一人は、吸血宇宙生物ゴケミドロに、身体を乗っ取られていたのだった……。インベーダーによる地球侵略の恐怖を描いたSF映画。
60年代の日本映画。
松竹製作の怪奇特撮映画第一弾。
第一弾にふさわしい怪奇。
タランティーノもファンであるというこの作品。
私は、度肝を抜かれたっっっ。
この時すでに確立されていたホラー。
日本が誇れるもの、ここにあり。
古き良き時代には、それにふさわしい作品もあったことを忘れてはいけない。
真っ赤に染まる空。
不気味に揺れる。
鳥が死ぬ。
墜落する飛行機。
落ちたのは飛行機だけじゃない。
人間も堕ちていく。
エゴが欲が渦巻く。
人間の愚かさの塊に寄って来る吸血鬼ゴケミドロ。
吸うのは真っ赤な血ではない。
人間の真っ黒な血。
オレンジ色の吸盤に乗って。
頭に侵入するゴケミドロ。
割れる傷は破滅を示してる。
人間同士の殺し合いをあざ笑ってるかのように。
戦争という名の滅亡。
本当に地球を滅ぼそうとしているのは我々地球人ではないか。
ゴケミドロはそんな愚かさにつけこんでいるだけ。
青く美しい地球は今や平和とは言い難い。
異星人から見れば人間は殺人者にしか見えないかもしれない。
あの音楽とともにやってくる。
生きているということがすでに愚か。
人間は清く美しい生き物ではない。
いつだって油断してはいけない。
青い地球が真っ赤に染まるのは映画だけではないかもしれないんだから。
ちぶ~的激オススメ度5
ホラーファン必見の怪奇映画!怪奇って良い。不完全な特撮が私をうならせた!今年見た邦画の中でもNO,1の予感!