ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログやドラマ関連の記事も!

気楽ナお電話「恐怖ノ黒電話」

今までの職場は電話応対が多かった。

 

何気に大変な業務。

 

会社のことをなんでも知っていないと電話はとれない。

 

慣れても突拍子もないことを聞かれ困惑したりするものだ。

 

今の職場。

 

外部からの電話、ほぼ皆無。

 

こんなことってあるんですね。

 

かかってくるのは同じ会社の人だけ。

 

なんて幸せなんだ。

 

自分の仕事だけに集中すればいいだけだから気楽。

 

初めて電話が味方に思えている。

 

 

「恐怖ノ黒電話」みたいに電話ってそもそも恐怖アイテムなんですよね、実生活でも。

「恐怖ノ黒電話」


 
あらすじは....

離婚し、環境を変えようとマリー(ラシェル・ルフェーブル)が引っ越してきたアパートには、すでに回線の繋がった古い黒電話が据え付けてあった。黒電話からの謎の人物の連絡、続発する怪事件…。

 

 

タイトルのせいなのか、思いっきりB級映画&駄作な香り。

 

しかし、調べてみたら監督は度肝を抜かれた「dot the i ドット・ジ・アイ」のマシュー・パークヒル

 

つまらないわけがない。

 

普通なわけがない。

 

ツッコみどころは多いが、そこはご愛嬌。

 

侮るな。

 

タイトルが胡散臭くても、れっきとした良作ホラーです。

 

 

 

 

最初は、時代設定が分からず困惑。

 

引っ越した先になぜか不自然に黒電話がある。

 

日本で言うと、昭和時代なのかと考える。

 

だが、どうも現代っぽい。

 

携帯も使ったりするしね。

 

主人公も最初から黒電話があることを全く気に留めていないので、みているこちらもツッコミにくい。

 

異常なくらい鈍感か、新しい電話も買えないくらい貧乏なのかもしれない。

 

私だったら、速攻ナンバーディスプレイ搭載の電話に変える。

 

 

 

 

黒電話アイテムは、なかなかいい。

 

不気味で得体が知れなくて。

 

どこにつながっているのか、線を辿っても分からないのだ。

 

どうしてそれを惹きつけたのか。

 

声だけしか聞こえないその向こう側の世界。

 

顔が見えないからこそ悪意が見える。

 

本当に怖ろしいは黒電話にかけてくる相手じゃない。

 

変わりゆく、一瞬の心と決断。

 

"今"は、必然でも偶然でもないことに震える。

 

 

 

古めかしい黒電話が鳴る。

 

その電話はとってはいけない。

 

とってしまったら、もうあなたは虜になる。

 

その電話は"切る"ことができない恐怖ノ電話なのです。

 

 

 

ちぶ~的ルンルン度5

電話はリンリン。気持ちはルンルン。こういうの大好き。めっけものホラー。黒電話を壊そうとしない従順な主人公に感謝。