自動的に秋田はホワイトクリスマス。
最近の豪雪で雪が解けない。
微量ならロマンティック。
大量ならただの災害。
今年もケーキは食べる。
それ以外にはなんら変わらない日。
今年は、母の会社から4000円相当のケーキを頂戴した。
ショートケーキは好きではない。
きっと今年初のショートケーキ。
高いだけあって美味でした。
今日見た「ゴスフォード・パーク」は高級感漂うサスペンス。
晩餐の夜に起きる殺人事件。
イブにぴったり。
解説は.....
1932年11月、イギリス郊外。ウィリアム・マッコードル卿とシルヴィア夫人が主のゴスフォード・パークというカントリー・ハウスでパーティが催された。貴賓が優雅に来場する“上の階”とは対照的に、メイドや従者たちは大忙し。そんな“下の階”では虚飾に溢れたご主人たちのゴシップが乱れ飛ぶ。2日目の晩餐の席、客の一人であるアメリカ人映画プロデューサーが、この“鼻持ちならない”貴賓たちをネタにした最新作の構想を披露する。それはカントリー・ハウスを舞台にした殺人事件。そしてその夜、実際にウィリアム卿が邸内で殺される事件が発生する。
パッケージが印象的で以前から気になっていた。
が、名作というのはなかなか手が付けられない。
しかも137分というのは勇気がいる。
名優ばかりの登場人物の多さにめまいがする。
貴族と召使。
複雑に絡み合う人間関係。
ゴシップが渦巻く中、事件が起きる。
高級な香りが漂う極上サスペンス。
戦間期のイギリスは、階級社会真っ只中。
日本にはないものなので、身近に感じることはできない。
それでも、召使に頼って生きていたことはよく分かる。
食事をするにも身支度をするにも一人ではできない。
まるで、自分の所有物のように扱う。
今の自分の職場のようで腹が立った。
正社員だからといって臨時を自分の雑用係みたいに扱う。
同じ職場の人間であるというのに。
階級ってなんだ。
そんなの上級にいる輩が、人を見下したいだけ。
優越感に浸って見せつけたいからではないか。
そんなものが社会に根付いてしまっているなんて怖ろしい。
今もイギリスに存在するなんて信じられない。
こういうときは、日本人で安心する。
群像劇は興味深い。
その時代背景を映し出す。
召使の会話で見えてくる人間関係、因縁、欲望。
ここで起きる殺人事件は社会がそうさせたともいえる。
階級社会でなければ違った結末だっただろう。
いつだって人は時代に翻弄されている。
ずっと変わらないのは人を愛する心。
憎しみというナイフ。
それを振りかざすのは自分でしょうか。
今日みたいな晩餐の夜は気を付けて。
ナイフの数が少なくなっていたら、自分の胸に手をあててみましょう。
それでは、皆さまメリークリスマス・よい夜を。
ちぶ~的メリクリ度5
ピアノと軽快な歌が流れる。おいしい料理。大勢の招待客。まさにクリスマスのよう。事件が起きる以外は........