朝、外を見たら雪がこんもり。
今年は、歩く元気もないので母親の車に同乗して出勤。
雪かきに時間がかかったせいか渋滞に巻き込まれる。
いつもの倍近くもかかってしまった。
おかげで初の遅刻?
あまりにもぴったりに着いてしまったので「今、会社に着きました」と連絡するはめに。
官公庁みたいなところは一分でも遅刻するとバレるので困る。
つくづく思う。
自由.....
自由がほしい。
「私が、生きる肌」のような束縛ではないけれど、気持ち的にはそんな感じ。
あらすじは......
最愛の妻を亡くして以来、完ぺきな肌の開発研究に打ち込む天才形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)。あらゆるモラルを打ち捨ててしまった彼は、ある人物を監禁して禁断の実験に取り掛かることに。それは開発中の人工皮膚を全身にくまなく移植して、被験者を亡き妻へと作り変えてしまうことだった。着々と妻の代役を創造させていくロベルだったが、思いも寄らぬ事態が起こってしまう。(引用)
『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバル監督作品。
あの時の衝撃をもう一度。
見終わった後も考えてしまうような濃厚な憎悪と、愛という名の執着。
今回もそこそこ驚く。
画面を二度見。
一人乗りツッコみ。
予備知識なしで観よう。
ただ、エグさは増量してます。
全部濃い。
色男は変態でも颯爽とこなす。
あまりにもなじみすぎて怖い。
理解できない狂愛。
悪趣味で下劣。
悪魔の心が宿った男は哀れ。
禁断の領域、そこには禁断の果実がある。
まぁ、そこにあれば誰しも食べるでしょうけども。
ここまで踏み込んだド変態野郎を演じる俳優もなかなかいないでしょう。
エレナ・アナヤの体がとにかく美しい。
白く透き通った肌としなやかでバランスのとれた完璧ボディ。
エロイ。
のに.....
まさかの見たことのないようなでっかい黒くて丸いぼかしが入る。
自然って言葉を知らないのか?
ぼかし入れるならもっとほかのやり方あったでしょ。
そのせいで萎えました。
男子ならきっと枯れます。
美しさにばかり目がいってイマイチ心理描写がつかめなかったのは私だけか。
それとも完璧すぎる肌にすべてを覆われていたということだろうか。
ペドロ監督作品は、スッキリしないことが多い。
想像させる気持ち悪さがある。
どこか抽象的で曖昧。
それがスペイン流なのか、表現不足なのか。
今回は少し冷静すぎた気がする。
相変わらず禁断を犯したがるペドロ。
ルールは破るためにある。
禁断も。
踏み込んではいけないと思えば思うほど求めてしまうものだ。
人間の欲と執着は怖ろしい。
この二つから生まれるものは何ひとつないのである。
ちぶ~的ファッション最先端度5
全身タイツがあんなに笑えなかったこともおしゃれに見えたこともない。服は着る人を選ぶんですね。
本日の映画🎞️※Filmarks引用
私が、生きる肌(2011年製作の映画)
La piel que habito/The Skin I Live In
上映日:2012年05月26日
製作国:スペイン
上映時間:120分
監督 ペドロ・アルモドバル
脚本 ペドロ・アルモドバル アグスティン・アルモドバル
キャスト
アントニオ・バンデラス
エレナ・アナヤ
マリサ・パレデス
ジャン・コルネット
ロベルト・アラモ
エドゥアルド・フェルナンデス
ホセ・ルイス・ゴメス