コピー機の調子が悪い。
どう頑張っても紙がつまる。
おかげで資料をコピーできなくなって仕事がつまる。
別の課へ行ってコピー機借りて印刷。
これで仕事がはかどると思ったら.....
まさかのソート機能、手動だった...
私のフロアにあるコピー機は自動的にソート。
おかげで私がソートするはめに。
散々だ。
その操作一つで変わる。
「ファミリー・ツリー」のように、家族もちょっと歯車が狂っただけで噛みあわなくなったりする。
あらすじは.....
マット(ジョージ・クルーニー)は、妻と2人の娘と共にハワイで暮らしていた。ところがある日、妻がボートの事故に遭い、そのまま昏睡状態となってしまう。それをきっかけに、妻が彼と離婚するつもりだったことや、そのことを長女(シャイリーン・ウッドリー)だけでなく友人たちも知っていたことが判明しショックを受ける。
スルーするはずだった感動系作品。
評判がよかったので挑戦。
腹が立った。
あの予告は何だ。
泣かそうとしている感じで宣伝するのはやめてほしい。
これは、ブラックコメディとシリアスドラマが絶妙に絡み合う。
決してお涙ちょうだいではない爽快さ。
家族というあまりにも身近過ぎるテーマ。
少し離れて見てみると見えてくるものがある。
セクシー独身貴族代表のジョージ・クルーニー。
今までのイメージからはどうしても父親には結びつかないと思っていた。
この映画ではまさにただの親父。
セクシーになんか見えない。
そこらへんにいそうなおっさんに見えてくる。
くたびれている。
憎めない鈍さ。
何にも分かっていない典型的なダメ夫。
夫というのは妻を理解していると思い込んでいるようだ。
妻が別の方向を向きだしたことに気付かない。
今を大事にしていないくせに将来は一緒に老後を幸せに暮らそうなんて思っている。
それが崩れたときの動揺。
ジョージが走る。走る。
その真剣さがおかしい。
男はずっと少年のような純粋さをもっているのだなと思う。
ジョージ、なかなかいいジョー。
娘たちを演じた女優がまたいい。
本当にリアル。
思春期や甘えたいざかりの不安定な心情をうまく表現できている。
この家族、バランスがいい。
いい家族とは言い難いのに、しっかりつながっている感じ。
舞台はハワイ。
劇中流れるハワイアンミュージック。
ハワイでも不幸はある。
平和な場所などそもそも存在しない。
いつも海は青く美しい。
どんなにつらくても流れているハワイアンミュージックは、穏やかでゆっくりだ。
変わりゆくものと変わらないもの。
ハワイの情景をバックに家族が右往左往しながら生きている。
ラストがとてもいい。
家族ってこうだ。
人生は不完全で。
そう。
それでいい。
ちぶ~的アロハ度5
意外になかったハワイ映画。海外旅行に行けない私はちょっとリゾート気分。ジョージのフラダンスシーンがないことに納得がいかないのは私だけか?