本日はオフ会だったわけですが。
話が尽きない。
映画病勃発。
きっと完治することはない持病。
映画愛は、将来の夫へ捧ぐ愛よりも確実に大きいと予測。
私から映画をとったら......
ホラー映画を一本作れそうなくらいの恐怖です。
そんな私でもダメなものがある。
ホラー映画は大好物でどんなにグロくても見るのをやめたことがない。
しかし。
最近、有名になりやがった奴。
あいつだけはご勘弁を。
蜘蛛氏。
スパイダーマンでカッコイイと思われてると勘違いし始めた気味の悪い虫。
ただの虫けら。
「ビヨンド」では、準主役。
持ち時間、長くないっすか?
あらすじは.....
1927年。ルイジアナ州にある「セブン・ドアーズ・ホテル」に滞在していた画家シュワイク(アントニー・セイント=ジョン)が、突然村人の襲撃を受け、凄惨なリンチの後に処刑された。
それから54年後。叔父の遺産として、閉鎖されていた「セブン・ドアーズ・ホテル」を相続したライザ(カトリオーナ・マッコール)は、営業再開に向けてホテルの改修工事を進めていた。しかし、奇妙な出来事が相次ぎ、工事は思ったように進まない。
塗装工が原因不明の転落事故を起こし、水浸しの地下室で腐乱死体が発見され、ライザにホテルを去るように警告する盲目の女性が現れ・・・
ルチオ・フルチ監督作品。
マカロニ・ホラーとはこのことなのか。
ねちねちとしつこいお味。
グラタンはたくさん食べれない。
私はスプーンを持ったまま寝てしまった。
おかげで蜘蛛を二度見る羽目に......
まさに地獄。
これが地獄ってもんでしょう。
ダリオ師匠と比べてはいけない。
色彩については優れていない。
チーズのようにとろりとしているので、広がる。
しかし、垂れていくものだから止まらない。
よって睡魔が襲うのである。
目が覚めたときにはラスト。
悪夢である。
被害者多数、いる模様。
とにかく残酷描写だけは、こだわりがあるらしい。
飛び出す、目玉!
80年代から3Dやってます。
先取りはファッションだけじゃないイタリーオシャレ。
CGも特殊メイクも今みたいな精巧さはない。
血は、ただの黒い水。
皮膚は精一杯の粘土のよう。
溶かしてみたり、つぶしてみたり。
色々やってはみるけども、作り物感。
私は、そこがレトロホラーの最大の魅力だと自負しております。
グロ描写の中でも一際輝く存在感を放っていた蜘蛛。
待っていましたと言わんばかりに登場。
で、デカイ.....
大量.....
ドアップ.....
下がる私。
キーキーと蜘蛛音。
ヒーヒーと眉間にしわをよせる私。
戦い。
早送りしようかしまいかの壮絶な苦悩。
耐えたよ。
耐えたけども。
いる?そのシーン。
完全なる監督の趣味。
調子こいてた蜘蛛をさらに嫌いにさせる。
そんな手腕はありますけども。
単純明快というよりもそんなことはどうでもいいストーリー。
とにかくそこは危険。
肉体が持ってかれますので。
疑いから始まった憎しみ。
本当の終わりは死より怖ろしい。
そこに触れたとき、開かなくてもいい扉が開くのです。
さわらぬ悪にたたりなし。
見てしまっただけでも災いは起きますからご注意を。
逃れられないのです。
人間の憎悪のように、入ってしまったら終わり。
出口は用意されてないのです。
ちぶ~的怪しさ満点度5
怪しい人はみんな汗だく。顔色緑。普通に接する主人公。本当に怖いのはお前だ!