未だに直属の上司が苦手だ。
慣れて一週間過ぎくらいの出来事。
どうやら私が送付した文書に、誤りがあったらしい。
相手先からわざわざご指摘の電話。
それが面白くなかったというのもあるのだろう。
ミスをした理由を問われた。
そんなもんない。
ミスはミス。
どうして起きたのか分かっていたらミスはしない。
しかも、覚えるのが必死で大混乱だった頃。
聞く方が野暮である。
正直に「覚えてません」と言うしかなかった。
それでは怒り足りなかったのだろう。
「あなたがいつも私に文書を渡す時の向きはいつも逆だ」と注意された。
ちょっとポカーン。
今、その話関係あんの?
そんなに嫌なら初日に言ってくれてればすぐ直したよ。
ちっさい男である。
あんた、なんなんですかと問うてみたところで理由はない。
映画「理由」と全く同じである。
あらすじは...
ある殺人事件の容疑で死刑の判決を受け、投獄されてしまった黒人青年ボビー(ブレア・アンダーウッド)は、8年後偶然同じ刑務所の中で真犯人と出会う。彼は無実の罪を晴らす為、大学法学部教授のポール(ショーン・コネリー)に一通の手紙を書く。調査に立ち上がったポールだが、調べて行くうちにこの事件の背景に隠された謎の存在に気づいていく……。
どんでん返しの2時間サスペンスみたいな。
どんでんが大きすぎて荒い。
ショーン・コネリー主演作としての価値が大きい。
ありがちな内容。
分かってしまう展開。
キャストの豪華さに過度な期待をしてはいけない。
作品は、作品でみるべきなのだ。
おっさんになっても色気はなくならない。
若い奥さんをもらっても違和感はない。
でも、どうだろう。
年齢設定は一体どうなっているんだろう。
小学生くらいの娘と並ぶと、どうみても孫に見えてしまう。
初老でも色気ムンムンだからしょうがないってことなのか。
違和感がずっとぬぐえず。
謎を解いていくところもおじいちゃんの余生って感じしかしなかった。
無念。
驚いたのがスカーレット・ヨハンソンの美少女ぶり。
この時、小学生くらい?
今よりかわいくて清楚な雰囲気。
大人になったらあんなになってしまうのか....
お父さんが嫁に出したくない気持ち、分かった気がする。
エド・ハリスの狂いようは、よかったよう。
血の気が多すぎて、面倒でしたけど。
普通に話してくれよと思ってしまうのは脚本のせいだろうか。
ストーリーは、狙っていたところに思いっきり外れた感じ。
ド派手な展開を狙いすぎて、無理やり感。
わざわざタイトルに理由を入れているにも関わらず、むしろその理由が見えないという難点。
理由がないから理由というタイトルだったのだろうか。
もはや、理由なんぞどうでもいい話だったのですど。
色々、センスがないんですね。
火曜サスペンスがこんな感じだったら満足できるかも。
でも、これ火曜日に見てないし。
っていうか映画じゃん。
ある意味、騙されましたよ。
とりあえず、変な手紙は厄介。
なんでも信じちゃいけない世の中なんですね。
ちぶ~的思わせぶり度5