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『人喰いトンネル MANEATER-TUNNEL』

☆ちぶ〜的ざっくりあらすじ☆

7年行方不明だった旦那がようやく立ち直ろうとしていた直前に妻の前に突然現れる。旦那は「下の世界にいた」など狂っているのかと疑うような発言ばかりで…

 

『トンネルより7年越しに帰ってきた旦那が怖い。』

 

タイトルがふざけているので、全く期待してなかったけど…

 

これ、意外と考えさせられる人間ドラマがありますね。

 

トンネルが一体何なのかは、よくわかりませんが…

 

帰ってきた旦那と元薬中毒者の妹の使い方が上手い。

 

誰かに信じてもらうには、分かりやすく素行のいい生き方をしなければいけない。

 

ある意味教訓映画ですね。

 

 

いきなり7年後に旦那が帰ってきたら、戦後でもない限り普通の人はドン引くでしょう。

 

ましてや、やっと新しい人生を歩もうとしていたタイミングだったらちょっと迷惑かも(笑)

 

それだけ時間の力は凄まじい。

 

悲しみも苦しみもすでに癒やされ、前に進もうとしている。

 

っていうかそうしないと生きていけないからね。

 

また過去に戻されるなんて、そっちの方がホラーです。

 

トンネルの謎はハッキリしませんが…

 

ある日突然、ちょっとしたきっかけで堕ちてしまう人間の愚かさの象徴なのかなとも思いました。

 

そして、一度人生を踏み外したら戻るのは至難の技。

 

信頼を回復するには相当の努力と時間が必要。

 

そのメッセージがキャラ設定にも含まれていたように思います。

 

 

タイトルのようなド派手な演出やゾンビの登場を期待するとがっかりかもしれませんが…

 

私的には妙に考えさせられる深い作品のように見えました。

 

人を喰うトンネルっていうネタもどこか都市伝説ホラーっぽくて、好きでした。

 

思ったよりチープな雰囲気はしますが、時間がある方には見てほしい作品です。


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本日紹介した映画は、こちらでした↓

人喰いトンネル MANEATER-TUNNEL (2010)

ABSENTIA 

監督 マイク・フラナガン