ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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スペイン発!傑作ホラー映画「プラットフォーム 」が意味するものは?

映画「プラットフォーム 」のイラスト

スペイン発!傑作ホラー映画「プラットフォーム 」が意味するものは?


『これがリアル階級社会だ!』

 

 

 

目覚めたら、プラットフォーム。

 

上から食事が毎日降りてくる。

 

各層には二人いるシステム。

 

なぜ、ここにいるのか。

 

目的は一体何なのか。

 

一ヶ月ごとにどこかの階層へ移動する。

 

でも、その階層になる理由は分からない。

 

下に行けば行くほど、食事は残っていない。

 

生きていくためには、弱肉強食で…

 

という設定が最高。

 

どうすれば全員が救われるのか。

 

このリアル階級社会で生き抜いていく男を見ながらものすごく考える。

 

世界平和につながるヒントもこの原理と一緒じゃないか?って。

 

 

人間はどこまでも強欲。

 

生きるためには、結局自分が一番になってしまう。

 

剥き出しになった欲求はまさに人間の本性。

 

生きるためには何でもする!っていうホラー描写が普通に怖かった…

 

 

リアルな世界でも、社会はいつだって階級社会であり差別社会だ。

 

上は下を見下し、自分たちで手に入るものを下へ分け与えることをしない。

 

自分さえ良ければそれでいいというのが本音。

 

他人のことを考え、その欲望を抑制すれば全員が幸せになれるのに…

 

戦争だってなくなるかもしれないのに。

 

それができないのが人間なのかと思うと本当に愚か。

 

そんな社会に絶望しながらも、希望を捨てないところも人間らしさだと思う。

 

 

久々に考えさせられた映画だった。

 

どうやら万人受けはしない作品みたいだけど…

 

私は傑作だと思う。

 

生ぬるさも綺麗ごともない。

 

まさに残酷な現代社会そのもの。

 

真のホラー映画と言ってもいいかもしれません。

 

 

ちぶ〜的階級度5

どの階級に行くかを誰が判断しているのか。もし、意味もなくランダムなら余計に恐ろしい…

 

本日紹介した映画は…

プラットフォーム (2019)

EL HOYO/THE PLATFORM 

監督 ガルデル・ガステル=ウルティア

「プラットフォーム 」
あらすじは…
中央に四角い穴の空いた謎の部屋で目を覚ましたゴレン。そこは塔の「48階層」であり、上下には無数の階層が続いていた。ゴレンは、同じ階層に暮らす老人トリマカシからここでのルールを聞かされる。それは、階層は1か月ごとに入れ変わること、食事が取れるのはプラットフォームと呼ばれる台座で上の階層から順番に降りてくる残飯が自分の階層にある間だけというものだった。1か月後、ゴレンは「171」階層のベッドに縛り付けられた状態で目を覚ます。
 
yahoo!映画より引用)