『まさかの胸キュン。』
アスペルガー症候群のバート(タイ・シェリダン)と女性客(アナ・デ・アルマス)の出会いが、一つの事件と結びついていく。
ただの変態サスペンスかと思いきや、普通に人間ドラマとしても良作。
結果はどうあれ、誰かの出会いは誰かの人生を大きく変えるってこと。
二人のふれあいに、不覚にもドキッとしてしまいました。
アスペルガー症候群のバートは、普通の人の振りをしようと努力しながら生きている。
そんなバートを心から心配し、彼に近づくことができない歯がゆさから孤独を感じている母親。
二人の親子関係は、他人には異質に見えるがとても儚い温かさを感じた。
特に、母親が息子のバートに生きることのつらさを受け入れるしかないと諭すシーンは胸が熱くなった。
物語のキーパーソンとなるヒロインとの交流もロマンティックで素敵。
バートの可愛らしさに、年上女子ならメロメロになるだろう。
どうせなら、これはサスペンスではなくてラブストーリーにしてほしかった。
"普通"になりたいと切に願うバート。
でも、バートが思う"普通"ってそんなに素晴らしいことだろうか。
私はありのままでいいと思う。
"普通"ってそもそも何だろう。
障害者でも健常者でも自分は自分でしかない。
自分の価値を信じて生きるしかない。
あのラストはそういうメッセージだったと私は思う。
ちぶ~的ほんわか度5
恋しちゃうな、これは(笑)キュンキュンしちゃいましたね。
本日紹介した映画は...
ナイト・ウォッチャー (2020)
THE NIGHT CLERK