『アボリジニ流、リベンジ術!!』
なぜ、レイプリベンジ映画って売れるんだろう。
ここまで露骨なレイプリベンジ映画はつらい...
観なきゃよかったと思いつつ、アボリジニ流の復讐術に魅了された。
暴行シーンをもっとカットしてほしかったけど。
あと、このジャンルを好む人をものすごく気持ち悪く感じるのは私だけだろうか...
最初は痛々しくて同情していたけれど、主人公のクレア(アシュリン・フランチオージ)が終始ブチギレでアドレナリン放出すぎて笑っちまった。
まともに会話すらできない。
あのテンションが気になりすぎて、感情移入を妨げられた。
後半はいきなり元気なくなるし(笑)
情緒不安定になるのはしょうがないかもしれないけど、ちょっと極端すぎたな...
むしろ、主人公は不幸な女を助けるアボリジニ青年ビリー(ベイカリ・ガナンバー)だったのかもしれない。
今まで見たことのない復讐術だった。
当時の人種差別社会をバックに黒人の苦悩や人間の存在意義について考えさせられた。
多分、本当に描きたかったのは復讐劇ではなくそこだったんだろう。
殺られたから殺す!という強い憎しみの果て。
でも、やり返したところで失った幸せが戻ることはない。
あのラストの哀愁は、どうしようもない世界への痛烈な批判を込めているようでした。
ちぶ~的ナイチンゲール度2
なぜ、このタイトル?全然ナイチンゲール感、なかったけどなぁ。
本日紹介した映画は...
ナイチンゲール (2018)
THE NIGHTINGALE