ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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「ダブル・サスペクツ」


『人間が道を踏み外すとき。』

 

レア・セドゥが出演しているからなんとなく見た。

 

主演は署長であるダウード。(ロシュデイ・ゼム)

 

まるで実録の事件簿を見ているよう。

 

二つの事件と二人の女。

 

プロフェッショナルに事件に迫っていきながら、移民が多く犯罪が絶えないルーベの街が描かれている。

 

取り調べのシーンは、人間の心理へ刺さる気迫が凄かった。

 

ちょっと長いと思うけど、あまり見たことのない独特な演出も素晴らしく刑事ドラマ、人間ドラマとしても良作だと思います。

 

 

やたら署長がカッコイイ。

 

渋メン。

 

2時間サスペンスのオシャレ版っぽいけど...

 

後半は、怒涛の勢いで事件に切り込んでいくスタイルにハマってしまった。

 

ただ、エンタメ要素は薄く万人受けはしないかもしれない。

 

それでも、人間がなぜ犯罪に手を染めてしまうのかという危ういボーダーラインに人情を注ぎながらも正義をきちんと振りかざす感じが面白かった。

 

 

成功や栄光というのは一部の人間にしか与えられない特権。


見た目や頭が良くてもそれを上手く生かせなければ誰が堕落してもおかしくないってこと。

 

結局、予測できる人生なんてないですからね。

 

職業柄、そういう人間のダークサイドを見飽きるほど見てきたであろう署長の哀愁が漂ってる。

 

ちょっと藤田まことの「はぐれ刑事純情派」を思い出しました。

 

全然、似てないはずだけど(笑)

 

 

ちぶ~的刑事度5ラブラブラブラブラブ

鮮やかな手さばき!感情を表に出さず、淡々と事件を解決する姿に惚れました!

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本日紹介した映画は...

 

ダブル・サスペクツ (2019)

ROUBAIX, UNE LUMIERE/OH MERCY!

監督 アルノー・デプレシャン

あらすじは...

ベルギーとの国境にほど近い、フランス北部の街ルーベ。多様な民族が暮らすようになり、強盗・麻薬密売など凶悪犯罪が多発。75%が問題区域に指定され、45%が貧困にあえぐフランスで最も貧しい街。署長のダウードが率いるルーベ警察は、クリスマスの夜に起きた放火事件を捜査していた。しかし、事件の目撃者であるシングルマザーのクロードの証言が曖昧で、犯人捜しは難航していた。そんな中、クロードの通報により老女性の遺体が発見される。ダウードは、2つの事件に関わるクロードと、彼女と同棲中のマリーを署に連行するが―。

 

(アルバトロスより引用)