『生活臭プンプンの殺人鬼。』
とにかく汚い!
映像を見ているだけなのに、生臭い匂いがしてきそうなリアルが気持ち悪い。
殺人シーンもかなりグロいのに、ものすごい淡々と当たり前のように進んでいく。
要は殺人鬼は、自分の隣に住んでいても何もおかしくないってことなんだろうけど...
モチーフが実在の殺人鬼だから余計、説得力があって不気味だった~。
年増の娼婦にしか相手にしてもらえないってのもやけに現実的なんだよなぁ。
しかもアル中でお金もないし、見た目もいびつだから...
だんだん可哀そうになっていくんだけど...
あまりにも間抜けで拍子抜けする。
殺人鬼になるべくしてなったというより、間違ってなってしまったという感じで。
罪悪感もあるんだかないんだか分からない。
そんなところも気持ち悪かった。
1970年代のドイツが舞台になっているので、この時代特有のエグさなんだと思う。
個人的には汚い殺人シーンが本当に苦手なので合いませんでした。
リアリティは追求しすぎると汚くなるってことが分かりました(笑)
ちぶ~的おばちゃん度5
年増のおばちゃんが娼婦ってのも切なかった...生活のためにここまでしないといけない時代ってなんなんだよ。
本日紹介した映画は...
屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ (2019)
DER GOLDENE HANDSCHUH/THE GOLDEN GLOVE
- 監督 ファティ・アキン
- あらすじは...
- 1970年代のドイツ、ハンブルク。さびしさを紛らわせようとする男女が集うバー「ゴールデン・グローブ」に通って女性に声を掛けるが、ボロボロで曲がった歯に斜視という外見で見向きもされないフリッツ・ホンカ。心を開いてくれた女性が現れても、空回りした言動をとってしまう。やがて暮らしている安アパートの屋根裏部屋に年増の娼婦(しょうふ)を招いては、ある行為をするようになる。
- (Yahoo!映画より引用)