『マニアックな愛がもたらす恐ろしき執着。』
超ヘンテコ!鹿革ラブなおっさんが繰り広げる殺人劇。
鹿革のジャケットに一目ぼれをして、ジャケット自体も独占しようと奮闘するおっさん。
全く理解できない展開しかない(笑)
ただ、私も洋服好きなので欲しい服を手に入れたいみたいな気持ちはわかる。
さすがに服のために人殺ししようなんて思わないし、発想すら持ちませんけど...
これは、対象が人間だった場合はサイコになりますよねぇ。
独占欲って怖い。
自分だけものにしたいっていう気持ちは、きっと自分は特別な人間だと思いたい一心からくるような気がする。
最初は純粋だった気持ちがどんどん歪んだ気持ちになるのは、愛情が濃くなりすぎるからなんでしょうね。
要は、ナルシストすぎるっていうか...
愛が一転集中になってしまうのは、それくらい孤独だったり他人に求め過ぎて自分を受け入れてもらえてないという思い込みからくるんじゃないでしょ~か。
映画はヘンテコすぎてつまらんですけど、この主人公の殺人は現代病の一種では?
と、考察しながらみると一応最後まで鑑賞できると思います(笑)
ちぶ~的鹿度5
なぜ鹿革なんだろうとか、色々考えちゃいますよね(笑)終始、おっさんがスベっている感じが嫌いではありませんでした。
本日紹介した映画は...
ディアスキン 鹿革の殺人鬼 (2019)
LE DAIM/DEERSKIN
- 監督 カンタン・デュピュー
あらすじは... - 念願だった鹿革100パーセントのジャケットを手に入れたジョルジュ(ジャン・デュジャルダン)は、やがてジャケットと会話し互いの夢を語り合うほど親密になる。さらなるファッションの高みを模索する旅に出た彼は、旅先で出会った映画監督志望のドゥニース(アデル・エネル)を巻き込み、己の欲望を詰め込んだ映画の制作を開始。鹿革ジャケットへの偏愛は、やがてジャケットを着る自分以外の人々に対する憎悪へと変わる。
(Yahoo!映画より引用)