『オサレシリアルキラーの末路。』
さすが、ラース・フォン・トリアー。
この人にシリアルキラーを描かせてはいけない。
だって、ラース自体の頭ん中が狂ってるもの。
宣伝ほど、残酷描写はないしかなり淡々と物語が進んでいくから退屈だけど…
不気味さ指数はMAXでした。
正直、話題になっている割に面白くない。
哲学的で、洒落ている雰囲気をずっと出されるとゲンナリしてくる…
それは好みの問題だろうけど(笑)
シリアルキラーの善と悪の境目。
そして、その先にある末路は、当たり前だが悲惨でなければいけない。
だけど、どこか冷静でまるで悪魔だけの存在を示されているような気がして不快だった。
なによりも、これは実話なのか?と錯覚しそうになるくらいにありえそうな話。
さらに怖いのはこの作品を見て、シリアルキラーが生まれそうなくらいのリアリティがあった。
彼が人生を懸けて建てたかった″家″。
見終わっても後味の悪さとジャリジャリするような不快感がしばらく残る…
まぁ、シリアルキラーの精神世界なんて理解する必要もありませんけど…
トラウマ映画なのは間違いないかもしれません。
ちぶ〜的ラース度5
この監督の絶望はいつも強烈。今までどんな人生を送ってきたらこんな作品が作れるのか…私は監督の人生を映画化してほしいですわ。
本日紹介した映画は...
ハウス・ジャック・ビルト (2018)
THE HOUSE THAT JACK BUILT
- 監督 ラース・フォン・トリアー
- あらすじは...
- 1970年代のワシントン州。建築家志望の独身技師ジャック(マット・ディロン)が車で人けのない雪道を通り掛かると、女性(ユマ・サーマン)が車が故障したと助けを求めてくる。ジャックは彼女を車に乗せ修理工場まで送るが、彼女は急に態度を変えて無神経で挑発的な発言を繰り返し、ジャックは彼女に怒りを募らせる。
(Yahoo!映画より引用)