『徹底された顔芸に息をのむ!』
「ドクター・スリープ」を見たら、見直したくなった。
なぜなら、「シャイニング」を見たのは10年以上前で記憶があいまいだったので(笑)
見直して正解!
「ドクター・スリープ」と「シャイニング」の面白さが倍以上深まった!
そして、なんとなくスティーヴン・キング様がこの作品を気に入らない理由も分かった気がします(笑)
構図や色彩、散りばめられた伏線が結末に向かって爆発していくところは今見ても素晴らしい。
キング様が気に入らなかったのは、顔芸に終始注目が行き過ぎるところかなと思うんですが(笑)
でも、やっぱり主演のジャック・ニコルソンの恐怖顔はインパクトがあって分かりやすく怖い。
ま、本当に怖いのは幸が薄い奥さんを演じたシェリー・デュヴァルの怯える顔だけど(笑)
昔、この映画を見た時はただ単に閉鎖された作家が気が狂っていくという単純なストーリーだと思ってたけど...
「ドクター・スリープ」を見た後に見ると、もっと複雑に練られた巧妙なオカルト映画だったということが分かる。
また、息子のダニーがここでも大きなキーワードとしての役割を持っている。
恐怖がさらに広がっていくことを示唆しているラストも意味ありげで気味が悪い。
閉鎖された狂気がある日、突然破裂するというシナリオは、今見てもリアルで生々しい。
そして、誰にでも起こり得るシナリオであるということも恐怖をより一層確かなものにしているのだ。
1980年の作品なのに、現在も愛されるほどのホラー映画ってそんなに多くない。
何年たっても恐怖が劣化しないのもこの作品の凄さだと私は思いますね。
ちぶ~的絶叫度5
ジャック・ニコルソンの振り切った演技もシェリー・デュヴァルの恐怖顔もどちらも一品過ぎて途中から笑いたくなった(笑)
本日紹介した映画は...
シャイニング (1980)
THE SHINING
- 監督 スタンリー・キューブリック
- あらすじは...
- 冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。モダン・ホラーの帝王S・キングの同名原作を離れ、キューブリックが独自に造り上げたホラー。
- (Yahoo!映画より引用)