『この復讐はある意味怖い!』
太平洋にある孤島へ過去の復讐をしに来た男。
戦争の二次、三次災害とも言える復讐劇。
若いころの岩下志麻がとにかく眩しい!
本当にこういうことってあってもおかしくないなって思う程、妙にリアルだった。
ただ、展開はちょっと無理やり感が否めないけど。
戦争によって狂ってしまった人たちの怖さは上手く描かれていたような...
でも、私が本当に怖かったのは主人公の復讐の仕方である。
え?それでいいの?
というくらい生ぬるい復讐をして終わる。
でも、ある意味それが一番本人を死ぬまで苦しめるとも言える。
最後の岩下志麻のなんとも言えない表情がすべてを物語っていた気がする。
戦争は、死ぬまで残る爪痕を残していく。
石原慎太郎が制作・脚本ということで、見ごたえはある作品だったと思います。
ちぶ~的孤島度5
やっぱり場所が閉鎖的だと心もそうなってしまうのかな~。
本日紹介した映画は...
処刑の島 (1966)
(Amazonより引用)