『欲望を満たすという快感に取り憑かれた人間は破滅にしか向かうことができない。』
お金のためにギャングの愛人に成り下がる女・サーシャ(ヴィクトリア・カルメン・ソンネ)。
一度味わってしまった贅沢な生活を手放すことができないという愚かさ。
どこかで周囲の人間(ギャングたち)とは違うと思っていたであろうサーシャ。
だが、あることをきっかけに自分の本性にどんどん気づいていくという展開。
それは、まるでホラーだった。
女の欲望は男の欲望よりくだらないんじゃないか。
そう考えると、余計にこの映画は不気味だ。
自分の人権さえも無下にして、手放せない生活って...
そんなに豪華な生活って魅力的かな~と思ってしまうけど、そもそもサーシャみたいな女の根本には孤独がずっしりと詰まってるのかもしれない。
ハッキリ言えば、ただただ狂っているだけだとも思うんだけど...
とにかく、女の弱さや愚かさを目の前にバッと出されたみたいで胸に刺さりましたね~。
ジャケ画がホラーチックで惹かれて借りたけど、そこまで衝撃的なことは起きません。
ただ、女性には特に響くものがあるとは言えるでしょうね。
ちぶ~的愛人度5
愛人をやるにも色々大変なんですね。若くて綺麗なだけじゃ何者にもなれないってことでしょうな~。
本日紹介した映画は...
ビッチ・ホリデイ(2018)
Holiday
監督 イザベラ・エクロフ
あらすじは...
ギャングファミリーを束ねるマイケルと、その愛人サーシャ。
世界屈指のリゾート地でファミリーと一緒にヴァカンスを楽しんでいた。
高価なプレゼント、ハイセンスなパーティ、誰もが羨むゴージャスな生活を引き換えに、マイケルからは存分に身体を弄ばれる。
人間以下のクズ扱いを受けても、マイケルに付きまとう犯罪の匂いに勘付いても、
今のインスタ映えする生活はやめられないー。
そんなサーシャに転機が。偶然出会ったヨット乗りの好青年トーマスに、好意を抱くようになるのだが・・・。
(Amazonより引用)