『実際に起きているに違いないので、余計に怖い!』
本当の悪人はどこに潜んでいるのか。
正義を守るべき者が、正義を利用し悪行を働く...
それって今の時代は特にありそうなこと。
だからこそ、この作品は怖い。
無情なラストにもリアリティがありました。
結局、真実がいつも勝るとは限らない。
むしろ、偽りの方が勝ってしまう恐ろしさ。
1971年の作品だが、このリアリティは全然廃っていない。
作品自体は派手さはないけれど、社会派作品としては佳作。
まだ未見の方にはお勧めしたい。
ちぶ~的腹黒度5
私腹を肥やすことだけを考えて生きるってとても虚しいことだけど....ある意味それが人間の性なのかもしれませんな。
本日紹介した映画は...
黒い警察 (1971)
LA POLIZIA RINGRAZIA/EXECUTION SQUAD
- 監督 ステファーノ・ヴァンツィーナ
解説
法の盲点によって釈放されていく犯罪者たちが次々に殺される。事件の背後に、死刑執行を独自で行う影の組織の存在を感じとった警部は、ひとり調査を続けていくのだが……。超法規的措置に出るもうひとつの警察--“黒い警察”と、それに対抗するひとりの警部の姿を描いた社会派サスペンスの佳作。「ダーティハリー2」よりも早く、警察内部の腐敗と暴走を描いている。
(Yahoo!映画より引用)