『女の執着は不幸を呼ぶだけなんですよ。』
ウディ・アレン監督の十八番、男女のしがらみ。
特に女の無様な姿を描くのが得意。
本当に彼は男なのか?と思うくらい女のことをよく分かっている。
でも、これは映画としてはちょっと凡作かな~。
笑ってしまうくらい、そこらへんにありそうな話。
陳腐だからこそ、根深い...と思う(笑)
昔の栄光にすがって、今の自分を嫌う中年女ってリアルにいる。
不幸せの原因を、すべて周囲のせいにする。
現実から逃げたくて、恋をする。
それは恋ではないのに、恋に溺れて男にすがる...
なんて惨めだと思いながらも共感してしまうから不思議。
女って厄介で面倒な生き物なのだ。
と、同じ女は分かっているからかもしれない。
寂しくて、虚しくて、でもどうしようもないから心の拠り所を探す。
だから、"執着"が生まれるのかなぁと。
後半のケイト・ウィンスレットは若干ホラーだったし...
キラキライケメンのジャスティン・ティンバーレイクも若干キモかったけど...
見どころは、多々ありました。
私的には、もっとドロドロしている方が好みです。
ちぶ~的無様度5
ここまでカッコ悪い女をナチュラルに演じられるケイトってすごい!やはり名女優だな~。
本日紹介した映画は...
女と男の観覧車 (2017)
WONDER WHEEL
- 監督 ウディ・アレン
- あらすじは...
- 1950年代のコニーアイランド。遊園地のレストランでウエイトレスとして働く元女優のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、再婚同士の夫と自分の連れ子と一緒に、観覧車の見える部屋に住んでいた。平凡な日々に幻滅し、海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望のミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)とひそかに交際するジニーだったが、ある日久しく連絡がなかった夫の娘が現われたことで歯車が狂い始め……。
- (Yahoo!映画より引用)
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