『見えない聖域を見極める力って生きていく術ですね。』
正直、終始淡々としていてつまらない。
ただ...
この難解さが、評価されていることは理解できる。
現代社会の風刺とも言える、ブラックユーモアはよく考えて見ると興味深い。
人には境界線がある。
踏み入っていい場所と、立ち入り禁止区域。
"空気が読めない人"って生きていく上では、不利なのかもしれない。
一番印象的だったのは、ゴリラ男。
やたら長い。
最初は、意味不明でイライラした。
が、途中で気づく。
あ、こういう人っているなって(笑)
他人の踏み入ってほしくない心の聖域に、ガンガン突っ込んでくる輩。
そんな奴は大抵嫌われる。
他人との距離をうまくとることができないのは、自分のことばかり優先する人のことなのだ。
そう、思いやりがない人。
それを表現したかったであろうゴリラ男は、いい仕事をしていた(笑)
ただ、この映画自体も空気を読めない人に似ていると思う。
もう少し、見る側の気持ちになって歩み寄ってほしかった。
私は、聖域に入ることができず....
思いやりって難しいものですね(笑)
ちぶ~的芸術度5
芸術映画って感じはありました。おしゃれだけど、あの展示会は絶対行かない(笑)つまらなそうで、失笑しましたよね(笑)
本日紹介した映画は...
ザ・スクエア 思いやりの聖域 (2017)
- 監督 リューベン・オストルンド
- あらすじは...
- 美術館のキュレーターとして有名なクリスティアン(クレス・バング)は、良き父親であり、慈善活動を支援するなど、周囲から尊敬されていた。他人への思いやりを促すインスタレーション「ザ・スクエア」の準備に追われていたある日、彼は財布とスマートフォンを盗まれてしまう。それらを取り戻すために彼が取った行動が、思わぬ事態を引き起こし……。
(Yahoo!映画より引用)