『女の究極の選択の先には、本物の復讐があった。』 復讐映画はたくさん見てきた。 特に、韓国の復讐映画は残酷で卑劣だ。 でも、いつも腑に落ちなかった。 たとえ、復讐でも復讐者を正当化するのは間違っていると感じるからだ。 この映画には、それがなかった。 言い訳も、嘘も。 だからこそ、あのラストが胸を締め付けた.... 突然のテロ。 一気に愛する人を失う哀しみ。 ダイアン・クルーガーの熱演がとにかくすごい。 すべてを失った女の憎悪は、計り知れない。 泣いても泣いても消えることのない喪失感を、体で表現している。 それでいて、女の強さも感じさせるのだ。 移民問題や、政治的な風刺もこの作品に重みを持たせている。 日本人にはあまり分からない部分もある。 だが、この映画を見てその問題に気づくこともできる。 裁判のシーンも非常に興味深い。 正義は、裁判では証明できないこともあると痛感させられる。 報われない悲劇の中で、女が決断する。 賛否両論かもしれないが、私は女としては共感してしまった。 かなりの絶望シネマですが.... お気楽に生きれている日本人は、特に見るべき映画だと思います。 ちぶ~的テロ度5 こういうことが普通にある国がある。怖すぎる現実に震えることしかできません。 女は二度決断する (2017) AUS DEM NICHTS/IN THE FADE (Yahoo!映画より引用)
本日紹介した映画は...