『まともな男が一番怖い。』
いつもニコニコして、楽しそうな奴ってある意味怖い。
たまにこういう人いるなっていうリアルさも重なる。
これは、人間ホラーだ。
見終わってから、冒頭を思い返してゾッとした...
そもそも、"まとも"な人間って存在しないってことだろうか。
世間体とか自分を守るために、人はどれくらい罪を重ねているのだろうか。
たった一つの嘘のために...
酷態をさらすのが怖くて必死で自分を守る。
どんどん歪んでいく周囲。
失っていく自分。
寒くて真っ白な背景がさらに、物語を冷たくする。
そこらへんにいそうなおっさんが主人公なのが、またいい。
あなたもそうなるかもよ?
という脅しにビビる人は多いかもしれない。
しかも、妙にナチュラルで本当にあった話の映像化にしか思えない(笑)
スイス映画、恐るべし!
ちぶ~的狂気度5
じわじわ~ってくる。見終わってから、寒くなる感じ...人間ドラマとしても面白い!
本日紹介した映画は...
まともな男 (2015)
NICHTS PASSIERT/A DECENT MAN
- 監督 ミヒャ・レヴィンスキー
- あらすじは...
- 会社員のトーマスは休暇を使って、倦怠(けんたい)期の妻や思春期の娘と一緒にスキー旅行に行く。家族団らんの旅の予定がなぜか上司の娘ザラまでついてくることになり、1日目の夜に彼女の所在がつかめなくなってしまう。トーマスが街でザラを発見するものの、彼女はレイプされたと衝撃の告白をする。トーマスは警察に行こうと彼女に言うが……。
- (Yahoo!映画より引用)