『白でも黒でもグレーでも差別される。それが一番の悲劇だ。』
美しい惨殺死体。
サファイアという名前にふさわしいくらいに輝いていた一人の女性の秘密。
当時は、余計人種差別が色濃かったであろう時代。
だからこそ起きてしまった悲劇は、サスペンスというより人間ドラマだった。
人種でその人の価値が決まってしまう。
それってとっても恐ろしい。
その人自身の中身なんて、見ようともしない。
ただ、肌の色で価値を分別される。
そんな時代に生まれてしまった人たちは、不自由という障害に苦しめられていた。
謎を解く刑事のまっすぐな正義が眩しくかっこよかった。
しかも、それが当たり前だろうという姿勢。
当時は異質だったかもしれないが彼の眼差しに救われる。
ただのサスペンスではない。
決して観て損はしない作品ですよ。
ちぶ〜的刑事度5
この人情と正義が地味だけど、かっこよかったなぁ!
本日紹介した映画は...
サファイア (1959)
SAPPHIRE
- 監督 ベイジル・ディアデン
- 解説...
- ロンドン郊外で、若い女学生の惨殺死体が発見された。捜査に乗り出した二人の刑事は、容疑者としてサファイアという音楽学校の学生に目をつける……。ミステリー・スリラー劇。
(Yahoo!映画より引用)