私、美術系はよく分からない。
だけど見るのはすごく好き。
美術館に行くと、ちょっと意識高い系の方々の仲間に入れた気がするので気分もいい(笑)
なんちゃって意識高い系に、たまにはなりたいから。
「ミュージアム」のコレクションには入りたくありませんけどねぇ。
白石晃士監督の「ミュージアム-序章-」がイケイケだったので、映画版のこちらも見てみた。
やっぱり、想像を超えるものはなかったけれど...
大衆映画でここまで出来たのはいい方ではないだろうか。
一瞬、ギョッとできたし。
本当は、ずっとデメキンみたいな目のままで見終わりたかったですけどねぇ。
カエルさんにヤラれる刑。
いちいち凝っているので感心する。
まさに快楽殺人。
極限状態に追い込ませての刑執行。
まぁ、エグさは想定内ですが。
人を殺すということ...
小栗旬演じた仕事人間の家庭人としての冷たさは、人殺しと同じくらい残酷だったりする。
カエル男のセリフに妙に納得してしまったではないか。
妻夫木聡の本気すぎる熱演が、いつもと違いすぎて妻夫木なのかどうかさえ最初は分からないほどだった。
ここまでいっちゃってると、爽快だ。
ラストの甘さには首をかしげるけれど...
人間って、本当に追い込まれないと分からない真実を気づかない間に持っている。
そして、気づいた時には手遅れなんてこともざらだろう。
カエル男が現れるまでに気づかなくてはならない。
本当に自分にとって大切なものはなにか...
幸せってなんなのか...
雨の中、鑑賞したのでとってもしんみりと考えてしまったちぶ~でございました。
ちぶ~的カエル度5
あのマスクは、どこに売っているのだろうか?ドン・キホーテにはなさそうなくらい高そうだったわ。